"日韓合同シンポジウム2008"の開催と韓国の情報教育の現状視察

日韓合同シンポジウム

日時 2008年3月24日(月) 13:30 -
会場 高麗大学
テーマ ICT 教育のめざすべき道

(主催 : CIEC、高麗大学情報創意教育研究所、共催 : 韓国コンピュータ教育学会)

プログラム (予定)

13:00 - 13:20
[ 開催主旨挨拶 ] Prof. Kim, YoungSik (学会長)、小林昭三 (新潟大学)
13:30 - 15:40
[ 基調講演 ] 佐伯胖 (CIEC会長、青山学院大学)、Prof. Kim, SeoungSik (前学会長)
16:00 - 17:00
[ パネルディスカッション ]
from Japan
    矢部 正之 (信州大学)
    橘 孝博 (早稲田大学高等学院)
from Korea
    Prof. Kim, HyeonCheol (高麗大学)
    Prof. Kim, YoungSik (学会長)

見学   2008年3月25日(火)・26日(水)

韓国の大学、高校、中学または小学校を見学予定


開催趣旨

今年の PC カンファレンスのテーマは「創発する学び」です。そしてこのテーマを踏まえて PC カンファレンスではいくつかのシンポジウムを実施することになりました。

この「創発」という概念は、異なるものがお互いに関係づけられることによって、新たな「何か」を生み出すこと、あるいはそう見なすことを言います。

新しい学びの創造を目的とする CIEC 小中高部会としては、「創発」という考え方を教育にも十分適用できる可能性があると考え、今回の PC カンファレンスにおいてこのテーマに取り組んでいくことなりました。しかし、現実的にはどのような切り口から取り組んでいけばよいかは手探りの状態です。

そこで今回の研究会では、妹尾氏をお呼びして、人財育成イノベーションと「創発」についてご講演いただき、「学びにおける創発とは」、「創発によってどのようなモデル転換 (イノベーション) を起こすべきか」さらには「創発する学びを誘発するにはどうしたらよいか」といった議論をしたいと考えています。新時代の教育や、教育改革にご興味のある方の多数の参加をお待ちしています。

プログラム

15:00 - 16:00
[ 講演 ]

"教える"授業から"学ばせる"授業へ ~人財育成イノベーションと創発の勧め~
妹尾 堅一郎 氏 (CIEC 副会長 / 東京大学)

16:00 - 17:00
意見交換 (学びにおける創発とは)

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円 となっています (どなたでもご参加いただけます)。


開催趣旨

CIEC 大学生協職員部会・小中高部会・北大生協 PCMasters は、07年度PCカンファレンスにおいて「教える側と学ぶ側の壁」をテーマにシンポジウムを開催しました。このシンポジウムでは大学1年生対象に行われた教科「情報」受講に関するアンケート (小中高部会主催) の中間報告、また6月に開催した関西と東京の高校生と大学生の座談会などが紹介され、「情報の授業を受けている高校生が、大学でさらに情報教育を受けることの意味」「中学・高校での携帯電話の扱い」など、さまざまな意見がだされる場となりました。

これを受けて今回の研究会では、大学に入学してくる高校生が受講している情報教育について現状を知り、「高校での情報教育と大学入学後の情報リテラシー教育との関係」「今後の情報倫理教育のありかたについて」といったことをテーマをさらに深めていくことを目的としています。

「高校での情報教育の現状」に関しては、教科「情報」受講に関するアンケートなどから高校生の現状をご報告いただきます。また情報倫理教育に関しては、情報倫理教育用の教材である「情報倫理デジタルビデオ教材」についてその狙いや内容をご講演いただきます。

なお、今研究会は大学生協職員部会・小中高部会の共催のとりくみです。是非、大学での情報教育や大学生協に関わる方々だけでなく、小中高校での情報教育に関わる方々へも参加を広くよびかけます。

プログラム

14:00 -

[ 報告1 ]
07年4月実施:教科「情報」履修状況のアンケート調査報告
大橋 真也 氏 (千葉県立東葛飾高等学校 / CIEC小中高生部会世話人)

15:00 -

[ 報告2 ]
07年7月実施:高校生と大学生の座談会報告
CIEC大学生協職員部会世話人

16:00 -

[ 講演 ]
「情報倫理デジタルビデオ教材」の狙いと内容について
辰己 丈夫 氏 (東京農工大学 総合情報メディアセンター准教授)

17:30 -
質疑応答
18:00 -
終了予定

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円 (高校生は無料) となっています (どなたでもご参加いただけます)。


開催趣旨

数年前より、「理数離れ」という言葉が使われるようになった。国際的な学力調査においても数学などに関する思考力や表現力の低下が問題となっており、2011年より実施予定の新学習指導要領では、算数や数学の教科の配当時間の増加が進められている。実際に学校現場では、「理数離れ」は実際にどのような状況なのだろうか。一部では「理数離れ」などはまったくなく、理科や数学を探究していく子どもたちの活動が紹介されている。

この研究会では、「理数離れ」が実際にあるのか、また子どもたちが今よりもいっそう理科や数学をもっと好きになるために学校やそれを支援するさまざまな組織や活動団体はどのようなことに取り組んでいかなければならないのかを講演やいくつかの報告を参考に考えていく。今回の研究会が、今後の理数教育のヒントになれば幸いである。

プログラム

13:00-13:05
開会 開催趣旨説明
13:05-14:05

[ 講演 ]
子どもたちは「理科離れ」しているのか:その現状を探る*概要は下記
山口 悦司 氏 (宮崎大学教育文化学部)

14:05-14:15
休憩
14:15-14:45

[ 報告 ]
JSTの活動について(仮題)
JST

14:45-15:15

[ 実践報告1 ]
紙ヒコーキ大会 (仮題)
高柳 雄一 氏 (多摩六都科学館館長)

15:15-15:45

[ 実践報告2 ]
SSHの取り組み (仮題)
橘 孝博 氏 (早稲田大学高等学院)

15:45-15:55
休憩
15:55-16:55

[ 討論 ]
理数離れは本当にあるのか。理科や数学が好きな子を育てるためには

16:55-17:00
閉会

講演「子どもたちは「理科離れ」しているのか:その現状を探る」 =概要=

子どもたちは「理科離れ」しているのでしょうか。この問いに答えるべく、国内外でさまざまな調査研究が行われています。調査研究の結果は、報道やインターネットを通して、国民のみなさんにお知らせされていると思います。その一方で、日本理科教育学会、日本科学教育学会等の学術研究分野においても、興味深い結果が公表されてきています。今回の講演では、こうした調査研究の結果を実証的なデータを交えてご紹介し、みなさんと一緒に「理科離れ」の現状を探っていきたいと考えています。

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。