2025PCカンファレンス受賞者喜びの声 (2) U-18研究奨励賞
2025PCカンファレンス分科会表彰について、(1)論文賞 と (2)U-18研究奨励賞 に分けてお伝えします。
U-18 研究奨励賞は、高校生以下の発表に対する表彰です。投稿された論文21本を対象に、U-18 分科会座長を含む小中高部会世話人による論文審査、プレゼンテーション審査の2つの視点による厳正なる採点を経て、最優秀論文賞1本、優秀論文賞2本、口頭発表賞3本が選出されました。
2025PCカンファレンスU-18研究奨励賞 最優秀論文賞
「自動運転バスのラッピングデザイン:バーチャル空間で広がる創造性」
加藤 珠ら・森 心和(学校法人希望が丘学園鳳凰高等学校)

左から加藤 珠らさん・森 心和さん
<受賞コメント>
U-18研究奨励賞最優秀論文賞にご選出いただき、心から感謝申し上げます。
私たちは、南さつま市で実施された自動運転バスの実証実験で使用されるバスのラッピングデザインをXR技術を活用して考えました。
これまでの紙とペンで考えるデザインに加えて、バーチャル上で自由な発想で考えるデザインはこれまでにない視点や影響を私たちに与えてくれました。
今回のような機会で私たちの体験と学びを皆さまにお伝えし、賞まで頂くことができ大変嬉しく思っております。
今後もバーチャル上でのデザインの魅力を多くの方に伝えられるように頑張っていきたいです。
また質疑応答を通して、今まで思い付かなかった発想も得ることができ、大変貴重な時間を過ごすことができました。
今回の受賞は、私たち生徒の力だけでなく、ご指導くださった中村太悟先生、ご協力いただいた南さつま市役所の皆さま、monoDuki合同会社の鮫島歩さんのおかげです。
本当にありがとうございます。
2025PCカンファレンスU-18研究奨励賞 優秀論文賞
「「3D Search」~絶対に迷わない駅構内案内アプリの考案~」
松井 那衣・富士 希瞳・杖谷 実桜(京都女子中学校)

<受賞コメント>
この度は、2025PCカンファレンス優秀論文賞にご選出頂き、誠にありがとうございました。
本研究では「絶対に迷わない駅構内案内アプリ」の実現のために、方向音痴と空間認知能力の関係性をアンケートや実験を行い、その結果を元に考えた具体的なアプリ内容や、運営方法について報告致しました。
カンファレンスでの発表、質疑応答から様々な知見や改善点を見つけることができました。様々な案内アプリがある中で、このアプリを実現させることは簡単なことではありませんが、私達にしか考えられないようなアイデアを大切にして、これからも研究を進めていきたいです。本研究が、京都を訪れる観光客の方が安心して移動できるような環境づくりに少しでも貢献できれば幸いです。
最後になりましたが、本研究においてご指導・ご協力いただいた皆様、そしてPCカンファレンスの運営に携わってくださった皆様に心より感謝申し上げます。
私達にとっては初めての現地発表で、この発表のおかげで良いスタートを切ることができました。必ずアプリ開発を実現させます!ありがとうございました!
2025PCカンファレンスU-18研究奨励賞 優秀論文賞
「無事を知らせるローリングストック」
渡邉 凜乃(聖徳学園高等学校)

<受賞コメント>
この度は、優秀賞という大変光栄な賞をいただき心より感謝申し上げます。そして、本研究の論文の執筆するにあたってご指導していただいた先生方ありがとうございました。
本研究では、日本における災害時の不安のうち「家族との連絡手段の確保」と「避難袋の備蓄・管理」に着目し、これらを解決する装置「無事を知らせるローリングストック」を提案し、地域に根ざした防災対策としての実用性や持続可能性、今後の応用可能性を検討しました。今後は、無線で装置を使用できるように研究していきます。
最後になりますが、PCカンファレンスでの発表という機会をいただきありがとうございました。
2025PCカンファレンスU-18研究奨励賞 口頭発表賞
「効果音の周波数特性を活用したインディーゲーム開発と教育応用」
今井 奏(長野県諏訪清陵高等学校)

<受賞コメント> この度は口頭発表賞という光栄な賞にご選出いただき、誠にありがとうございます。 中学校から培ってきたプレゼンテーション能力が評価されたこと、大変うれしく思います。 私は、将来ゲーム業界で活躍したいという思いからプログラミングやサウンドデザインなど多岐にわたる学習を進めてきました。その過程で、効果音の周波数特性がプレイヤーの心理や行動にどのような影響を与えるかに着目し、本研究を行いました。操作ログとアンケートという二つの側面からの分析は私にとって学びの多い経験となりました。 また、本カンファレンスでの口頭発表や質疑応答、他の方の発表からも多くの刺激を受けました。今回得られた知見を生かし、大学でも研究を継続させていこうと思います。 最後になりますが、本カンファレンスの運営・審査に携わっていただいた皆様および先生方、実験に協力してくださった被験者の皆様にこの場を借りて心より感謝を申し上げます。
2025PCカンファレンスU-18研究奨励賞 口頭発表賞
「水はけの悪いグラウンドについて」
隈元 泰輝・冨田 剛大(鹿児島県立鹿児島中央高等学校)

<受賞コメント> このたびは「口頭発表賞」にご選出いただき、誠にありがとうございました。名誉ある賞を賜り、大変光栄に存じます。
本研究は、校庭に水たまりができやすい場所とできにくい場所の違いを明らかにし、その原因を解明することを目的としました。調査の結果、校庭の土に細粒が多い場所ほど水たまりができやすいことが分かりました。さらに、人の通行が多い場所では土に力が加わり、細粒化が進むことも示唆されました。
今後も研究を発展させ、校庭の水はけ問題の改善に貢献できればと考えております。
最後に、発表の機会を提供いただき,カンファレンスを運営してくださった皆様に、心より御礼申し上げます。
2025PCカンファレンスU-18研究奨励賞 口頭発表賞
「地方と若者をつなぐ関係人口創出イベントが自治体にもたらす変革」
髙橋 亜由美(聖徳学園高等学校)

<受賞コメント> この度は、U-18研究奨励賞 口頭発表賞にご選出いただき、誠にありがとうございました。このような栄誉ある賞をいただけたことを大変光栄に思います。
私はこれまで、地方創生を通じて多くの方々と出会い、さまざまなことを学ばせていただきました。今回の受賞は、私と出会い、支えてくださった方々のご協力なしでは成し得ませんでした。
本研究では、若者による関係人口の可能性について探究しました。口頭発表の質疑応答を通して、新たな課題や可能性を見出すことができたことは、大きな学びとなりました。今後もこの経験を糧に、地方創生と関係人口の在り方について研究を深めていきたいと考えています。
本カンファレンスの運営や審査に携わってくださった皆さまをはじめ、研究に際しご指導・ご協力を賜った先生方、アンケートにご協力いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。