プログラム

13:30 - 14:30 (10分ほどの質疑応答を含む)

iPod nano の紹介と語学学習用としての iPod 活用事例

秋間 亮 (アップルコンピュータ株式会社 チャネルセールスアカウントマネージャー)

14:40 - 15:40 (10分ほどの質疑応答を含む)

資格教育・語学教育における iPod の活用事例

斉藤 敦 (株式会社東京リーガルマインド WEB事業部制作課長)

15:50 - 16:50 (10分ほどの質疑応答を含む)

iPod への語学教材取り込み -VOA 素材の活用について

上村 隆一 (北九州市立大学国際環境工学部 教授)

16:50 - 17:00

質疑応答

(敬称略)

開催趣旨

前回、大変好評の iPod に関する研究会 (第53回研究会:テーマ「iPod の教育への活用・実践そして可能性」) の第2弾。

iPod は携帯音楽プレーヤーの代名詞とも言われるようになり、Apple の楽曲管理ソフト「iTunes」は、音声ファイルを自動的に収集できる仕組みをサポートしました。この機能は、欲しい音楽などを登録しておけば、自動的にダウンロードしてくれるため、新しいコンテンツ配信の仕組みとして注目を集めています。そして、iPod が、ただ単に音楽を再生する機器ではなく、学習用機器としても、いつでもどこでも必要なリスニング教材を聴ける語学教育などへと利用が広がっています。

今回の研究会ではアップルコンピュータ株式会社の方をお招きし最新の iPod nano についてご紹介いただき、各教育機関での語学学習への iPod 活用事例などについてお話していだだきます。

また、資格の総合スクール東京リーガルマインドでは、iPod の圧倒的な記憶容量を利用して膨大な講義を収録し、iPod クラスを開講されていますが、今回は iPod を利用した新しい資格学習講座の「TOEIC 基礎力養成講座 iPod クラス」などに関する話題を。

さらに、CIEC の外国語教育研究会では、「VOA (Voice of America) プロジェクト」として、VOA 素材から外国語 e ラーニング教材の開発を行ってきました。今回は VOA 素材から外国語学習教材を iPod を利用した教育に使用できる英語教材の作成に関する具体的な方法についてわかりやすくお話いただく予定です。

そして、広い意味での携帯用音楽プレーヤーの教育への利用の可能性が探れ、少しでも、これからの教育や研究現場で活用する上でのヒントになれば幸いと考えています。

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。


プログラム

第1部 CIEC 関西支部設立集会

設立集会挨拶

CIEC 生協職員部会関西支部設立に寄せて
遠藤 久満 (京都工芸繊維大学生協 理事長)

CIEC 生職員部会関西支部への期待

内赤 尊記 (CIEC 生協職員部会 副代表)

CIEC 生協職員部会関西支部設立

設立趣旨および組織 (世話人会) 今後の活動計画
CIEC 生協職員部会設立準備世話人代表

参加者からの発言、意見交換

第2部 CIEC 第54回研究会 (関西支部設立記念研究会)

CIEC 生協職員部会関西支部への期待

若林 靖永 (CIEC 副会長、京都大学 教授)

CIEC 小中高部会からの報告

小西 浩之 (滋賀県立水口高校 教諭)

各生協取り組み報告

京都大学生協 松永 剛士 (京都大学 情報学院生)

龍谷大学生協 加藤 由美 (龍谷大学生協 職員)

兵庫県立大学西部生協 末松 泰信 (兵庫県立大学西部生協 専務理事)

金沢大学生協 梅原 建次 (金沢大学生協 職員)

第3部 懇親会

京都工芸繊維大学生協食堂

(敬称略)

プログラム

14:00 - 14:40「よのなか科」体験授業
14:50 - 15:50藤原和博校長の講演
15:50 - 16:00休憩
16:00 - 17:00意見交換、討論

開催趣旨

基礎学力低下論のなか「授業時数」や「総合的な学習の時間」の扱いについてさまざまな議論が巻き起こっています。そして「ゆとり教育」の是非についても論じられています。しかし、このような議論において「授業」そのものが語られることはほとんどありません。そこで、CIEC 小中高部会では今後研究会等の活動のなかで、子どもの視点にたった「授業」について考えていきたいと思います。

今回は、杉並区立和田中学校を会場に、同校で「よのなか科」を実践されている藤原和博校長による授業を参加者に体験していただきます。その後、藤原校長からこの「よのなか科」についてご講演いただく予定です。

そして、初等中等教育において「授業をデザイン」する意義について参加者と共に考えていきたいと思います。

※藤原和博氏と「よのなか科」

藤原氏は株式会社リクルートの「フェロー」として第一線のビジネスマンでしたが、2003年に都内で初めて民間人の公立中学校校長として和田中学校に就任しました。そして、さまざまな学校づくりのアイディアの一つとして取り組んだ授業改革がこの「よのなか科」の実践です。これは、社会人と教師がタッグを組み、通常の教科授業で学ぶ知識をどのように使えば世の中で役立つ知恵や技術に変えられるのかを学ぶ授業です。

多数の皆様のご参加をお待ちしています。

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。


2004年度のプロジェクト事業には以下の7件が選ばれました。

学生と共に作るマルチメディア英語学習教材

代表者:竹内 勝徳 (鹿児島大学)
支給額:40万円

インターネットの検索能力の差異に及ぼす要因

代表者:生田 茂 (東京都立大学)
支給額:40万円

無線LANを利用した遠隔会議への参加実験

代表者:和田 武 (愛媛大学)
支給額:40万円

アニメーション手法を用いた参加型中国語会話学習教材の制作

代表者:呉 靭 (山口大学)
支給額:40万円

日英パラレルコーパスを利用した外国語学習教材の制作と授業実践に関する研究

代表者:中條 清美 (日本大学)
支給額:40万円

アニメーションを用いた工学教育の支援プログラムの開発

代表者:穗屋下 茂 (佐賀大学)
支給額:40万円

CALL システムと携帯電話を統合利用した英語教育研究

代表者:小張 敬之 (青山学院大学)
支給額:40万円


講演

13:10 - 14:10

「CIEC 新サーバに搭載するオンデマンド型ビデオ素材配信サービスの紹介」

報告とパネル討議

14:30-17:00

「VOA 教材の作成と共同利用を考える」

  • 上村隆一 (北九州市立大学国際環境工学部教授)
  • 吉田晴世 (大阪教育大学教育学部教授)
  • 松田憲 (立命館大学文学部教授)
  • 野澤和典 (立命館大学情報理工学部教授)
(敬称略)

開催趣旨

昨年度は試行錯誤をしながら取り組んできた VOA 教材開発プロジェクトは、当初鹿児島大学の衛星放送受信システムを利用して DVD-R に直接録画・保存した VOA ビデオ画像・音声をエンコードし、教材ソースをウェブ上で試験配信することから開始しました。その後、CIEC のファイルサーバに転送した同教材ソースを各担当者がダウンロードし、サンプル教材を開発しました。今年度は立命館大学での衛星受信システムが改善され、Asiasat2 からの録画が可能となりましたが、一部番組の受信スケジュールが正確に把握できないこともあり、当初は予定した番組すべてを録画できませんでした。しかし、その後ある程度の録画素材が集まって、利用可能になりつつあるので、各自の環境に合わせた教材作りを基本に CIEC 外国語教材データベースとして公開し、会員に利用してもらおうと計画しています。

本研究会では、CIEC 新サーバに搭載するオンデマンド型ビデオ素材配信サービスの紹介後、今後どのような VOA データベースを構築・公開し、利用方法をしていくべきか、これまでの開発済みサンプル教材を参考にしながら、指針や問題点を浮き彫りにして議論し、情報交換することを主たる目的とします。

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。