一般社団法人CIEC定款第4章第22条から30条までの規定にもとづき、2016年度一般社団法人CIEC定時社員総会を以下のとおり開催します。ご参集ください。

日時:2016年8月11日(木)12:30〜13:45
場所:大阪大学豊中キャンパス

  • 第1号議案 2015年度事業報告と2016年度事業計画承認の件
  • 第2号議案 2015年度決算報告承認の件
  • 第3号議案 2015年度収支差額処分承認の件
  • 第4号議案 2016年度予算承認の件
  • 第5号議案 CIEC役員選挙実施の件

ファイルを開く

2016年度総会公示


開催趣旨

周知のように,eラーニングに代表される教育システムでは,学習者の履歴情報がLMSあるいはeポートフォリオとして,随時蓄積されています。これらの教育ビッグデータを,データマイニングの手法等により分析し,学習者により適した教育を提供しようとするLearning Analytics(LA)が,最近欧米で注目されています。そこで,2015年に設立された「学習分析学会(JASLA)」とCIEC国際活動委員会とのコラボレーションを開催します。

はじめに,JASLA理事長である田村恭久先生から,国際会議 LAK 2016 での国際的な研究動向・調査結果を中心としたご講演を頂き,欧米を中心とした海外の先進的なLAの取り組みを踏まえて参ります。

引き続き,2015年度会誌(Vol.38)「ラーニングアナリティクスと教育クラウド」の特集に投稿された岡山大学大学院 寺澤 孝文先生からは,教育ビッグデータに関するご自身の研究において,「スケジューリング技術」を原理として考案された「マイクロステップ法」を用いて収集される大量のデータから,全ての子どもの学習の積み重ねと見通しが可視化され,個別フィードバックされる支援が実用化されたこと,さらにまた,収集された高精度のビッグデータが実現するエビデンスベースの学習指導とその大きな可能性についてのご講演を頂きます。

この2つのLAのご講演から,最新の国際事情を踏まえ,学習者に有意義な新たな教育の情報化への道を探ります。