講演

13:10 - 14:10

「CIEC 新サーバに搭載するオンデマンド型ビデオ素材配信サービスの紹介」

報告とパネル討議

14:30-17:00

「VOA 教材の作成と共同利用を考える」

  • 上村隆一 (北九州市立大学国際環境工学部教授)
  • 吉田晴世 (大阪教育大学教育学部教授)
  • 松田憲 (立命館大学文学部教授)
  • 野澤和典 (立命館大学情報理工学部教授)
(敬称略)

開催趣旨

昨年度は試行錯誤をしながら取り組んできた VOA 教材開発プロジェクトは、当初鹿児島大学の衛星放送受信システムを利用して DVD-R に直接録画・保存した VOA ビデオ画像・音声をエンコードし、教材ソースをウェブ上で試験配信することから開始しました。その後、CIEC のファイルサーバに転送した同教材ソースを各担当者がダウンロードし、サンプル教材を開発しました。今年度は立命館大学での衛星受信システムが改善され、Asiasat2 からの録画が可能となりましたが、一部番組の受信スケジュールが正確に把握できないこともあり、当初は予定した番組すべてを録画できませんでした。しかし、その後ある程度の録画素材が集まって、利用可能になりつつあるので、各自の環境に合わせた教材作りを基本に CIEC 外国語教材データベースとして公開し、会員に利用してもらおうと計画しています。

本研究会では、CIEC 新サーバに搭載するオンデマンド型ビデオ素材配信サービスの紹介後、今後どのような VOA データベースを構築・公開し、利用方法をしていくべきか、これまでの開発済みサンプル教材を参考にしながら、指針や問題点を浮き彫りにして議論し、情報交換することを主たる目的とします。

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。


報告

13:10 - 13:50

医学ESP教材開発とCMS/LMS環境下における英語授業

安浪 誠祐 (熊本大学大学教育機能開発総合研究センター助教授)

13:50 - 14:30

遠隔キャンパスの自学自習支援 - 金沢大学工学部の例

西嶋 愉一 (金沢大学外国語教育研究センター助教授)

14:30 - 15:10

科学技術英語のオンライン学習支援環境構築について

上村 隆一 (北九州市立大学国際環境工学部教授)

~ 休憩:15:10 - 15:30 ~

15:30 - 16:10

ESPカリキュラム、コアスキルとしてのCALL:科目間の融合と連携

Michael Shawback (立命館大学理工学部助教授)

16:10 - 16:50

情報科学に特化したコンテンツ・ベースのESP CALLの教材開発と実践

野澤 和典 (立命館大学情報理工学部教授)

(敬称略)

会場案内

立命館大学琵琶湖草津キャンパス (滋賀県草津市野路東1-1-1) アクロスウイング1F 情報語学自習室

開催趣旨

CALL (コンピュータ利用言語学習) は、果たして学習者にとって魅力的なものになっているでしょうか。特に外国語 (英語) 教育カリキュラムの中で、効果的に取り込まれて、利用されているかが大きな論議となっています。これまでの多くの研究報告では、CALL は外国語 (英語) 教育カリキュラムでの補足的な役割を演じるものであるとか、外国語 (英語) 教育カリキュラムへの統合化によって実践されるべきものであるとかが呼びかけられてきました。しかし、実際の外国語 (英語) 教育カリキュラムで、CALL が中心的な役割を演じるスタイルで積極的に統合化され、実践されているケースは多くはありませんでした。

本研究会では、これまでに情報英語、科学技術英語、医学英語、ビジネス英語などのいわゆる ESP (English for Specific Purposes) 向け e-Learning および CALL システムの構築と実践において先進的な取り組みをしてこられた大学の事例を報告してもらい、その効果や問題点を浮き彫りにして議論し、情報交換することを主たる目的とします。

多数の皆様のご参加をお待ちしています。

参加費

CIEC 会員および大学生協組合員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。


報告

韓国のコンピュータ利用教育ならびに情報教育について

小林 昭三 (新潟大学) / 原田 昭子 (兵庫大学) / 橘 孝博 (早稲田大学高等学院)

米国インテルツアーレポート

板倉 隆夫 (鹿児島大学)

(敬称略)

司会:武沢 護 (早稲田大学高等学院)

開催趣旨

CIEC では学術研究団体としての特徴を一層発揮するため、国際交流のプロジェクトを設置し、海外の企業、大学、研究団体や研究者等との交流のネットワークづくりを推進して来ました。過去には、PC カンファレンス 2003 においてアジア物理教育ネットワークの事務局長である A.マゾリーニ氏をお迎えし、講演をしていただきました。今回、小中高部会のメンバーと国際活動のメンバーが韓国の国立全北大学ならびに同市内の高等学校 2校を訪問し、韓国における中等教育や高等教育におけるコンピュータ利用教育や情報教育の現状を視察・見学して来ましたので、この様子を報告します。

また、大学生協・CIEC とインテルとの共同企画で、CIEC 理事 2名と大学生協職員 3名が、米国のインテル本社、ケース・ウェスタン大、セント・ジョーンズ大、ニューヨーク大、ダートマス大を訪問し、無線 LAN の活用状況ならびに e-Learning の現状を視察しましたので、米国の先進的事例についての報告し、韓国視察と合わせて CIEC の国際交流研究会として企画しました。

多数の皆様のご参加をお待ちしています。

参加費

CIEC 会員および大学生協組合員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。


報告

アメリカにおけるe-learningの現状

吉田 文 (メディア教育開発センター教授)

e-learningの実践例

鈴木 恒雄 (金沢大学総合メディア基盤センター教授)

e-learningの実践例

小林 昭三 (新潟大学教育人間科学部教授・教育実践総合センター長)

(敬称略)

司会:立田 ルミ (獨協大学経済学部 教授・キャリアセンター長)

開催趣旨

インターネットの高速回線が安く利用できるようになり、企業や大学で e-learning の導入が始まっています。いくつかの e-learning を実現するためのシステムが開発され、パッケージソフトとして手軽な価格で販売されるようになってきました。第47回研究会では、このような e-learning システムを用いると本当に教育効果が上がるのか、どのような場面で利用するとよいのか、利用上でどのような問題点あるのかを議論したいと思います。金沢大学で e-learning を実践されている鈴木恒雄先生と新潟大学で実践されている小林昭三先生から、実践例を通じて講演していただくことになりました。今回は e-Learning WORLD 2004 の実行委員でもありメディア教育開発センター教授でもある吉田文先生に、日本よりも一歩先に e-learning を導入したアメリカで現在どのような状況にあるのかも講演していただきます。

これらの講演を参考に、大学だけでなく高等学校や中学校あるいは小学校で e-learning を利用する場合の問題点についても討議したいと思います。今後 e-leaning を導入しようと思っている方、現在導入して問題を抱えていらっしゃる方が集まって、e-learning について考えてみたいと思います。

今回は交通の便を考慮して、新潟大学のサテライトキャンパスである新潟駅南キャンパスを会場にして実施します。 またライブ配信も予定しておりますので、新潟には来られない方も是非ネット上で参加くださるようお願いいたします。

多数の皆様のご参加をお待ちしています。

参加費

CIEC 会員および大学生協組合員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。


インテル(株)協賛の2004年度プロジェクト事業には以下の5件が選ばれました。

統計科学教育におけるデータ収集・解析・公開サイトの作成

代表者:宿久 洋(鹿児島大学)
支給額:50万円

ピアサポート活動を支援する Centrino 端末の活用

代表者:山本 洋雄 (信州大学)
支給額:49.7万円

SMIL を用いた Multi-Media 教材配信システムの One CD-ROM 化に関する実践的研究

代表者:森 夏節 (酪農学園大学)
支給額:50万円

大学におけるセントリーノパソコン購入者の利用スキルアップにつながる大学生協のサポートのあり方について

代表者:石原 裕 (埼玉大学生活協同組合)
支給額:50万円

無線 LAN 利用促進のための学生の行動パターン・意識調査と普及事業計画研究

代表者:尾畑 裕 (一橋大学)
支給額:49.5万円