2010PCカンファレンス
2010年度のPCカンファレンスは、2010年8月7日 (土) 〜 9日 (月) の日程で、東北大学 川内キャンパスにて開催されます。
テーマは「2つのソーシャル ─みんなでつながる、みんなでよくする」です。
詳しくは、2010 PCカンファレンス 特設サイト をごらんください。
2010年度のPCカンファレンスは、2010年8月7日 (土) 〜 9日 (月) の日程で、東北大学 川内キャンパスにて開催されます。
テーマは「2つのソーシャル ─みんなでつながる、みんなでよくする」です。
詳しくは、2010 PCカンファレンス 特設サイト をごらんください。
この研究会は、絵画や音楽を対象として新しいメディアリテラシーの実践を探求する目的で開催いたします。今回取り上げる「対話型鑑賞」は、すでに芸術系の科目を中心に「対話による鑑賞」を通じて子どもたちの思考力や対話能力を伸ばすことを目的に実施されています。これはニューヨーク近代美術館の元学芸員、アメリア・アレナスがその第一人者として日本にも紹介され、今回の会場となる石川県立美術館では、小学校へ学芸員が作品とともに出向いて対話型鑑賞の出前講座を実践しています。
この「対話型鑑賞」とは、指導者が作品を一方的に解説するのではなく、作品を前にした学習者にさまざまな問いかけをおこない、学習者の言葉を引き出しながら内容を深めていく鑑賞法です。つまり、学習者と対象物の間に立つ指導者の役割を考えるものでもあります。
ここで、芸術作品をメディア (表現および伝達) としてとらえると、学習者と作品・指導者と作品・学習者と指導者や学習者と学習者の間で生まれる作品を媒介とするコミュニケーションをとおして、メディアリテラシーを扱う創造的な学習空間が創出される可能性があります。
音楽や絵画は子どもから大人まで幅広く鑑賞されています。しかし、音楽や絵画の鑑賞・分析は、主に芸術系の科目で取り扱われてきました。この研究会は、対話をとおした観賞や分析をメディアリテラシーの視点から問い直すことで、メディアリテラシーの授業実践に新たな可能性を提供する機会となることを目指しています。
CIEC 会員は無料、その他の方は500円 となっています (どなたでもご参加いただけます)。
1999年、アメリカ学術会議 (National Research Council) によって「Being Fluent with Information Technology」が出版された。この本で「FITness」という名前で提案されている項目が、いわゆる「情報フルーエンシー」の目標である。本研究会では、情報フルーエンシーの発生の背景、情報リテラシー、パソコンスキルなどの概念との違い、現在の日本国内における高等学校や大学での展開などについて、この領域を研究・実践してきた4名の話者が紹介し、今後の情報教育の目標の一つとしての位置付けについて、活発な議論を行う。
司会:中西 通雄 (大阪工業大学 / 研究委員会委員)
CIEC会員、教育システム情報学会員は無料、非会員の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。
高等学校で教科「情報」が2003年度に導入され、高等学校で初めて必履修科目として「情報」が設置された。その内容は、「情報A」、「情報B」、「情報C」のいずれかを1年生から3年生までの間に2単位必履修するものであった。2009年3月19日には、2013年から実施する新指導要綱が発表され、今までとは異なり、「社会と情報」および「情報の科学」のいずれかを必履修することになる。この新指導要領の内容と、新指導要領によって今後どのような変化が起こるのかを玉川大学の堀田龍也先生に講演いただく。その後、高等学校の「情報」担当者、大学の「一般情報」の担当者、教科「情報」の教員養成の担当者から実情を話していただき、今後どのように対応してゆくべきかをディスカッションする。
司会:大岩 幸太郎 (大分大学教育福祉科学部、『情報教育イノベータ』養成教育プログラム実施部門長)
無料
新学習指導要領では、児童生徒が、社会生活と関連づけて自らの考えを数学的に表現したり根拠を明らかにして説明・議論したりすることができるようになることを求められています。すなわち、グラフなどの表現やデータの分析を通して考える力が、数学だけでなく他教科においても児童・生徒が身につけるべき能力とされています。しかしながら、児童・生徒を指導する教員が、数学的表現や統計的な概念・データ分析に関しては,初学者であることもあります。
この研究会では、教育に携わるさまざまな方々が授業などの実践・身の回りにあるさまざまな状況を説明し改善するためのツールとして統計の基本概念を理解し活用できるようになることを目指します。
また学校評価が初等中等教育で義務づけられたことに伴い、学校評価によって集められたデータを、学校関係者が適切に読み解くことが必要になってきています。この研究会では、学校評価の調査票設計からデータの分析までを流れを理解し体験することで、参加者が児童生徒に求められている統計教育を理解し、自らも活用する機会を提供します。
CIEC 会員は無料、その他の方は500円 となっています (どなたでもご参加いただけます)。