開催趣旨

CIEC春季研究会は、学びとコンピュータやネットワークの利用に関する教育と研究の報告、討論を行うことで、より品質の高い成果へと結びつけるとともに、様々な分野の方との交流を行うことを主体として開催しております。本研究会で発表される報告は、事前に査読・審査され、「CIEC研究会報告集Vol.6」として発行いたします。

ここでは、会員の専門性に対する要望を取り入れながら、会員相互の研究交流を促進する場として、魅力的な研究会づくりを目指しております。あらゆる分野の人々が、学びとコンピュータやネットワーク利用の在り方とその可能性を考え、研究発表や実践事例の成果を聞くとともに議論に参加していただければと考えております。会員のみなさまの積極的な参加をお待ちしております。

プログラム


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論文プログラム

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円 となっています (どなたでもご参加いただけます)。


開催趣旨

CIEC小中高部会は、今、ICTをどのように利用するかだけでなく、教室の「学び」そのものに焦点を当てようとしています。そこで、CIEC第105回研究会では、高大接続で求められる学びとは何かを探るため、大学の情報教育と中学・高校の事例を取り上げました。また、2014PCCセミナー1では、現役の高校生が、パネル発表やこれからの情報教育について語りました。高校生の発表や意見に直接接することは、多様な視点から「学び」について議論することの大切さを再認識させるものでした。

このたびのCIEC研究会は、小学校・中学校・高等学校・専門学校・大学等すべての教育機関における新しい「学び」を、できるだけ多様な視点から議論できる場となることを目指して開催いたします。

この研究会では、学校で当然のことと思われ、決まりきった日常活動になっている「学び」に、変化をもたらすための機会として「越境する学び」をテーマとし,ワークショップ形式で開催します。そこでは、中学生・高校生・大学生を含み、教員、教育関係者、教育に関心のある社会人までの幅広い参加者が、立場や違いを越えて対等に議論することを想定しています。ICTを活用すれば「学び」が自動的に促進され,タブレットなどを導入するだけで子ども達の「学ぶ意欲」は向上すると報道される傾向もあります。しかし,導入しただけでは教育効果が上がらず,ICT活用教育が否定されることさえ起こっています。ICTの活用と何が組み合わされれば、「学び」がうまく展開されるのでしょうか。日常生活でスマートフォンをよく使う生徒・学生とともに、教え手・伝え手がICTを活用した「学び」について検討する機会はほとんどありませんでした。ICTは多様化する学びをサポートするツールです。しかしながら,考えることを自分で学び、あるいは,学び直すために正しく問題を提起するためには、自分の言葉で語ることができる場が必要です。

「学び」について、人としてのすべての違いを越えてお互いが対等の立場で協働し討論しませんか。初等中等教育から高等教育まで一貫した「学び」やオープンエデュケーションで期待される生涯学習を含めたこれからの多様化した「学び」に関心のある方、教育全般に関心をお持ちの方、現役の生徒・学生の方など、多くの方がご参加いただけることを希望しております。

プログラム

12:30 -
受付開始
13:00 - 13:05
[ 開会の挨拶 ]
13:05 - 13:15
[ 開催趣旨説明 ]
13:15 - 14:15
[ グループワーク1 ]

「ICTを活用した学びで伸ばすことができる力は何か?」について、グループごとに討論する

14:15 - 14:35
[ 休憩 ]
14:35 - 15:35
[ グループワーク2 ]

他のグループの意見を確認するためのワールドカフェ(10分)
「これからの学びに必要なものは何か」について討論しまとめる

15:35 - 16:20
[ 共有と意見交換 ]

グループごとにまとめたものを発表し、全体で意見交換する

16:20 - 16:30
[ 閉会のあいさつ ](アンケート記入)

参加費

無料 (どなたでもご参加いただけます)。