2022PCカンファレンス2日目の8月12日(金)に分科会表彰式が行われ、大会実行委員長の若林靖永CIEC会長理事から各賞の受賞者に対して表彰状が読み上げられました。受賞者の皆さんの「喜びの声」を、(1)論文賞 と (2)U-18研究奨励賞 に分けてお伝えします。

U-18 研究奨励賞は、昨年度から始まった高校以下の発表セッションに対する表彰です。投稿された論文12本を対象に、U-18 分科会座長を含む小中高部会世話人10名による論文審査、プレゼンテーション審査の2つの視点による厳正なる採点を経て、最優秀賞1本、優秀賞1本が選出されました。



2022PCカンファレンスU-18研究奨励賞 最優秀賞


植木大和、清水穂乃、大西奏都、中須賀心美(愛媛県立松山南高等学校)
「企業と南(みなみ)高生(こうせい)が取り組むデータマーケティング教育プログラム~愛の瀬鯛の販促研究~」


授賞理由
論文構成がよく、地産地消の着眼点がよかった。発表においては、プレゼンテーションが見やすく流れがよかった。質疑応答への回答姿勢はよかった。


2022PCカンファレンスU-18研究奨励賞において最優秀賞に輝いた愛媛県立松山南高等学校のみなさん


この度は、U-18最優秀賞という名誉ある賞をいただき、ありがとうございます。 地元企業で中四国大手スーパー㈱フジと総合印刷会社セキ㈱、東京にある購買ビッグデータプラットフォームを運営する㈱True Dataの3社のご協力をいただき、実際にフジの店舗で施策を行うという、高校生では滅多にできない活動をさせていただきました。

最初はデータの読み方も分からず、見当違いな考察をすることもありましたが、企業の方々や先生から沢山のアドバイスをいただいたおかげで、自分たちの中で最高の施策を考えることができました。さらに、この施策を行って実際に目標としていた「1商品あたりの単価」をあげることができた時、とても達成感を感じました。

私が、PCカンファレンスでこのような発表ができたのは、施策、分析、まとめに至るまで、様々なアドバイスをくださった㈱フジ様、セキ㈱様、㈱TrueData様や担当の先生、そして、データを読み込み、施策を考えて実施し、その結果を分析するまでを一緒に行った班員のみんなのおかげです。また、大会を運営して下さった関係者の皆様、このような機会を下さって本当にありがとうございました。



2022PCカンファレンス U-18研究奨励賞 優秀賞


池上聡範、奥村友陽、末永温和(大阪府立千里高等学校)
「校内放送自動録音システムの開発」


授賞理由
独創的で面白く、工夫をした実証実験もなされており、今後に期待できる。
発表において、色々な視点からの質問にきちんと回答できた。さらに、「聴覚障害を持っている人に有効である」との言及があり、多様性が求められる時代にあったシステムであると考えられる。


2022PCカンファレンスU-18研究奨励賞において優秀賞に輝いた大阪府立千里高等学校のみなさん

この度はこのような名誉ある賞をいただきありがとうございました。

本研究では、校内放送の聞き取りづらさを改善するため、校内放送を自動で録音・共有し、放送を再確認できるようにするシステムを開発することを目的としています。

私達は本研究でシステムの開発や運用を行ってきました。現状では運用実験の段階ですが、実際にシステムを活用していただいた先生方からは高い評価をいただくことができています。今後は生徒にも公開範囲を広げ、誰もが利用できる形にしていきたいです。

最後になりますが、大会運営をしていただきましたCIECの皆様、そして研究の指導・運用実験に協力をしていただいた千里高校の先生方には心より感謝申し上げます。この度は誠にありがとうございました。


U-18 研究奨励賞 受賞者の皆さん、おめでとうございました。
PCカンファレンス分科会の表彰は来年度も実施予定です。
たくさんの応募をお待ちしております。