開催趣旨

CIEC 小中高部会では、いままで新しい情報機器を活用した教育のあり方を研究会などをとおして議論してきました。 現在では、パーソナルコンピュータだけでなく携帯電話や電子黒板などの普及は教育の質を変革する可能性を十分に秘めています。 さらに最近では携帯音楽プレーヤーとして開発された iPod が語学教育を中心に教育機器としても注目を浴びています。 この iPod のような機器の魅力はモバイル端末として「時と場所」にこだわらずに「手軽」に学習活動を支援できるところにあります。

そこで今回の研究会では、モバイル端末を「語学教育だけでなく別の場面においても有効に活用できないものか」をテーマに研究会を実施いたします。

そして、このような教育機器を活用した教育が、今後どのように学校教育を変化させていくかをみなさんで議論したいと考えています。ご興味のある方の参加をお待ちしています。

内容

13:30 - 14:40
[ ワークショップ ] iPod での教育コンテンツづくりのノウハウ (アップルコンピュータ)
15:00 - 16:00
教育への活用事例報告
16:15 - 17:00
意見交換 (iPod の可能性について)

司会:CIEC 小中高部会

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。


開催趣旨

特定のツールを用いて教材開発を行う場合、数時間程度のワークショップでは、初歩的な操作を修得するにとどまり、改めてより実用的な内容の研修が必要となってしまいます。

今回初めて実施する合宿研修では、1日目に参加者全員対象に Flash に関連した基礎部分の集中研修を実施し、同時に、メーカーと参加者および参加者相互の意見交換を兼ねた懇親会を実施します。 2日目は参加者のニーズに合わせて、Flash のより実践的レベルの研修と、その後の参加者の完成作品についての討議を通じて、教材開発に向けてのアイデアが共有できるよう、密度の濃い内容を計画しています。

なお、2日間全日程の参加スタイルに加え、1日目または2日目のみの参加も可能です。

講師

アドビシステムズ社認定インストラクター 大重美幸氏 他1名

大重 美幸 (おおしげ よしゆき) 氏

テクニカルライター、フリープログラマー、商品プランナー

NBC(現、日立情報システムズ)、コミュニケーションシステム研究所を経て独立。 現在はフリーでテクニカルライティング、ソフトウエア開発、セミナー講師、商品プランニングなどを行う。

Macromedia Director の第一人者であり、Web や CD-ROM のリッチメディアコンテンツのオーサリングを数多く手がける。 日本 IBM「Smile Project」の制作で ID Magazine I.D.Iteractive Media Desigin Review 2000 銅賞を受賞。 「マネースマートtype R」でデジタルコンテンツグランプリ 2002 カルチャー部門賞を受賞。 2004年は DHL 社のプレゼンテーションキット、Web 広告バナー規格合否解析ソフト、医学書向け症例演習DBSソフト等の制作を行う。

著書多数 (40数冊)。 読者を中心としたデジタルコンテンツ制作者コミュニティを主宰。

大重氏のブログサイトから転載させていただきました。

内容

1日目 (10/21)

 9:30 -
参加者集合、インストール作業および動作確認 (202-203会議室にて実施)
10:00 - 12:00
基礎研修パート1 (担当アドビシステムズ社認定インストラクター)
12:00 - 13:00
昼食
13:00 - 17:00
基礎研修パート2 (担当同上、途中休憩時間あり)
17:00 - 20:00
講師を囲んでの懇親会 (同会館5階ダイニング、時間延長の場合もあり)

2日目 (10/22)

10:00 - 12:00
応用研修パート1 (担当同上、2クラス分割実施の場合もあり)
12:00 - 13:00
昼食
13:00 - 15:00
応用研修パート2、作品発表と意見交換

備考

今回の研修に参加される方は、以下の条件に適合したノートPCをご持参ください。

OSWindows XP SP2 (今回使用予定の Captivate 2.0 が Mac OS X 未対応のため)
CPUIntel Pentium III 800MHz 以上
RAM256MB 以上
HDD1.8GB以上の空き容量が必要
CD/DVD12倍速以上のCD-ROMまたはDVD-Rドライブが必要

以上の他、LAN 接続のため、Ethernet ポート内蔵または無線 LAN カードを必要とします。

募集定員

30名 (先着順に受け付け、定員に達した時点で締め切らせていただきます)。

参加費

3,000円 (1日目または2日目のみ参加の場合も同額。当日会場受付にてお支払いください。)

※懇親会に参加される場合、会費として別途 1,000円いただきます。

※1日目および2日目の昼食については、会場付近に飲食店が少ないため、事務局で各日仕出し弁当の注文を承ります(代金は自己負担)。希望される方は、参加票の該当箇所にその旨明記してください。


プログラム

13:30 - 14:30 (10分ほどの質疑応答を含む)

最新の MacOSX Tiger および iPod/iTunes の教育導入事例

平野 鉄之祐 (アップルコンピュータ株式会社 インダストリーセールス本部 Higher Education 営業部 アカウントマネージャー)

14:40 - 15:40 (10分ほどの質疑応答を含む)

英語教育への iPod の活用とその実践

加藤 映子 (大阪女学院大学 国際・英語学部 教授)

15:50 - 16:50 (10分ほどの質疑応答を含む)

iTunes/iPod は e-learning 時代の学習ツールとなりうるか

尾関 修治 (中部大学 国際関係学部 教授)

16:50 - 17:00

質疑応答

(敬称略)

開催趣旨

iPod などの携帯用音楽プレーヤーは、パソコンとの連携の手軽さ、容量の大きなハードディスクやメモリ、持ち歩くには最適の重量と連続使用時間、購入しやすい価格などから、ただ単に音楽を再生する機器ではなく、学習用機器としても注目を集め、いつでもどこでもリスニング教材を聴ける英語教育などへと利用が広がっています。また、東京リーガルマインドでは、iPod の圧倒的な記憶容量を利用して膨大な講義を収録し、iPod クラスが開講されています。美術館では、展示作品ナビゲーションツールとして、各作品に関する作品説明や制作意図を企画者や制作者自らが手軽に編集し、その音声コンテンツの再生に利用されています。さらにネット上の音声コンテンツを自動で取得するための「ポッドキャスティング」技術による「デジオ」など。

iPod は、ウォークマン以上の文化的な影響力を持っているかもしれません。そして、アップルコンピュータ株式会社は、「iPod」ファミリーの成功によって「iPod」はアップルのブランドとなり、ユーザ層を拡大し、次々と進化を遂げています。

この研究会では、アップルコンピュータ株式会社の方をお招きし、最新の MacOSX Tiger および iPod/iTunes を中心とした教育事例や今後の展開などについてお話していだだき、大阪女学院大学 国際・英語学部 加藤映子先生より、英語のリスニング教材、BBC ニュース、文法教材、音声学教材などについて iPod を活用しての実践例を、さらに中部大学 国際関係学部尾関先生からは、iTunes/iPod の教育利用を含めて、広い範囲での e-learning 環境の中での iTunes/iPod の位置づけと可能性との観点で、最新の話題をわかりやすくお話いただく予定です。

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。


開催趣旨

協働的な活動と高度な知識活用がますます必要になってきているなかで、学校教育の見直し・再編が論議されています。 確かに、学校は、社会変化に対応すべく徐々に変わりつつあります。 将来、人々は、家庭・地域・職場において、協働的なバランスのよい活動をし、取り巻く環境を変化させ、生きる意味を創造し、地域に新しい文化を創造していくことを求められるでしょう。

学校教育における「学び」は、21世紀の社会からのこのような要請に応えることができるのでしょうか? 「学び」の多様な側面を検討するため、学校教育の境界を越えた「学び」の場を地域再生と結びつけた実践的な活動 (チルドレンミュージアムなど) に関する講演を聴き、「学び」の未来、「学び」のネットワーク形成について、そのなかでICT機器が道具として果たす役割について、討議することを目指しています。

内容

10:00 - 10:30

チルドレンミュージアムと九州大学 USI 子どもプロジェクトについて

10:30 - 11:30 ワークショップとトークセッション

地域社会における「学び」 -過去と現在-

ワークショップをとおして参加者と意見を共有した後、目黒先生とのトークセッション形式で実施

11:30 - 11:50 休憩
11:50 - 13:00 トークセッションと意見交換 (軽食を取りながら)

「学び」の未来 -子どもや若者参加型の実践活動について-

目黒先生の「チルドレンズインダストリーの創出」を一例としながら、子どもや若者の社会参加について参加者とともに考える機会をもつ

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。

* トークセッションと意見交換参加の場合は別途食事代として1,000円いただきます。


2005年度のプロジェクト事業には以下の4件が選ばれました。

対面式多人数授業の IT 化と双方向性の向上

代表者:板倉 隆夫 (鹿児島大学)
支給額:50万円

北海道における情報教育の共通基盤形成に向けた研究プロジェクト

代表者:森 夏節 (酪農学園大学)
支給額:40万円

インターネットの検索能力の差異に及ぼす要因に関する研究

代表者:福島 健介 (八王子市立七国小学校, 東京都立大学大学院工学研究科)
支給額:30万円

CD-ROM ブータブルなサーバーを用いた授業支援に関する実証研究

代表者:曽我 聰起 (北海道文教大学)
支給額:30万円