開催概要

テーマ 大学の情報教育における『2006年問題』について考える
開催日 2005年11月19日(土) 16:00 - 19:00
会場名 大学生協杉並会館 5階ダイニングルーム
報告書(PDFファイル) CIEC 第56回研究会の報告PDF ファイルサイズ 145825kB

報告者

辰己丈夫 (東京農工大学総合情報メディアセンター)
平野伸彦 (横浜国立大学生協専務理事・大学生協東京事業連合 教材・学習用PCプロジェクト委員長)

開催趣旨

「2006年問題」まであと1年となりました。 2003年度の学習指導要領改訂により、高等学校において新たに普通教科「情報」が新設され、必修科目となったことはご承知のとおりです。2006年は、教科「情報」を3年間学んだ新入生が初めて大学に入学してくる年となります。これに伴い、大学における情報教育がこれまで以上に大きく変化することが予想されます。これがいわゆる「2006年問題」と言われるものです。

CIEC生協職員部会ではこの数年にわたり、大学におけるパソコン必携化の状況と大学生協のパソコン提案活動について研究会を開催してきました。2005PCカンファレンス開催地企画「PC必携科時代の教育/教育環境を考える」では、以下のような感想文が寄せられています。

「来年から情報科目を履修した新入生が本格的に入学してきます。その点とPC必携化を考えたときに、これから大学生協は何をするべきなのか?」(生協職員)

これまでの到達点を踏まえて、第56回研究会では、「大学の情報教育における『2006年問題』について考える」をテーマに、実際の高校における教科「情報」の現状について学ぶとともに、教科「情報」を学んだ新入生が入学するにあたって、大学の情報教育がどのように変化していくかを展望します。またそういった大学の情報教育や新入生のスキルの変化に際して、大学生協としてどのようなパソコンの提案、サ ポートを行っていくことが必要かについて考えます。

まず、東京農工大学の辰己先生より、教科「情報」の現状についてご報告をいただきます。辰己先生は、情報処理学会内の情報処理教育委員会で、シンポジウム「高校教科『情報』の現状と将来」の企画運営に参画されており、主にシンポジウム内で話されたことを元にご報告をいただきます。

次に、横浜国立大生協平野専務より、大学生協のパソコン提案活動の到達点についてご報告をいただきます。平野専務は、昨年から大学生協東京地区の教材・学習用PCプロジェクトの委員長として、機種選定や講習会・サポートのあり方など、大学生協が新入生にPCを提供するにあたっての論議全般の座長をお務めで、来年度に向けた準備状況も含めてご報告いただきます。

二つの報告を受け、2006年を迎えるにあたり、大学内でどのように情報教育が変化し、それに伴って大学生協でのパソコンの提案活動、サポートがどのように変化するかについて、考えていければと思います。 今研究会では、実際にパソコンの提案活動に関わっている生協店舗の担当者、店長はもちろん、新学期の提案活動全般について責任を持つ専務理事や学生・教職員理事の皆様、また大学で情報教育に携わる教職員の皆様にも興味を持っていただけるテーマではないかと考えています。ご参加をお待ちしています。

参加費

CIEC 会員及び大学生協組合員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。


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