開催概要

テーマ 高大接続で繋がる学びとは、何か
開催日 2014年6月22日(日) 13:00 - 17:00
会場名 大学生協杉並会館 2階 204・205会議室
報告書(PDFファイル) CIEC 第102回研究会の報告PDF ファイルサイズ 441003kB

開催趣旨

2014年3月、文部科学省から、「高校教育の質の確保・向上に向けて」という副題のもと初等中等教育分科会高等学校教育部会審議まとめ(案)と中央教育審議会高大接続特別部会審議経過報告が発表されています。これは、高校教育・大学入試・大学教育の在り方を一体としてとらえ、高校と大学における教育の質保障と到達度テスト導入による高大接続の改善・強化を図ろうとするものです。そこでは、大学の教育内容改革で推進を求められている「能動的学修(アクティブ・ラーニング)」に必要な力・スキルを高等学校で身に付けることを求めています。第102回研究会は、2014PCCセミナー1の前に、大学と中学・高校の間に存在する学びについての考え方の違いを明らかにし、高大接続で求められる学びとは何かを探ろうとするものです。とりわけ、高大接続で本当に繋がなければならない学びは何かについて、情報教育だけでなく少し範囲を広げた形で、大学の情報教育と中学・高校の事例を取り上げ具体的な議論を展開する予定です。

まず、大学生の実態を踏まえながら大学の情報教育が求める高校で身に付けて欲しい力やスキルを取り上げ、大学が求めている中学・高等学校での学びについて考えます。次に、中学校・高等学校の事例として、中学校・高等学校・大学の一貫教育プログラムのもと国際感覚と人間性を磨くことを目的とした京都女子中学校・高等学校の専門学科ウィステリアの取り組みと、生徒の思考特性・行動特性に適した授業をFlipped Learningをまじえて展開している早稲田大学高等学院からの事例をとおして、中学・高校の立場からどのような学びが大学の学びに繋がるかを取り上げます。最後の意見交換では、冒頭で、情報教育についての高校生のビデオインタビューを紹介します。高校生の意見を端緒として大学と高校をつなぐ情報教育の学びを取り上げた後、より広く高校と大学をつなぐ学びについて議論する予定です。なお、情報教育については、2014年8月北海道で開催される2014PCCセミナー1において、高校生・大学生とともにより深い議論を展開する予定です。そこでは、生徒・学生と教員の間にある「情報」に対する考え方の違いを明らかにすることをとおして、これからの「情報」と「情報教育」のあるべき姿を考える場にすることを目指しています。

この研究会は、教育に関心のある方、どなたでも参加可能です。特に、高大接続・情報教育・アクティブ・ラーニング等に興味のある方が幅広く参加されることで、議論が深まることを期待しています。

プログラム

12:30 -
受付開始
13:00 - 13:05
[ 開催趣旨説明 ]
13:05 - 14:05

情報教育における高大接続について

[ 講演1 ]

大学初年次の情報教育の実情と高校教育への期待
講師 中西 通雄 氏 (大阪工業大学情報科学部コンピュータ科学科)

14:05 - 14:20
[ 質疑応答と休憩 ]
14:20 - 15:20

中学校・高等学校から考える高大接続について

[ 講演2 ]

中高6年間で身につけておくべきこと ~大学での学びを見据えて~
講師 平田 義隆 氏 (京都女子中学校・高等学校)

[ 講演3 ]

教員が求める授業と生徒が求める授業 ~思考特性と行動特性の差異から生まれる得意・不得意~
講師 吉田 賢史 氏 (早稲田大学高等学院)

15:20 - 15:30
[ 質疑応答と休憩 ]
15:30 - 16:30
[ 意見交換 ]

高大接続のあるべき姿について議論

16:30 - 16:40
閉会のあいさつと2014PCCセミナー1 について

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。

お申し込み・お問い合わせ

CIEC 事務局

e-mail : sanka@ciec.or.jp
TEL/FAX : 03-5307-1195 / 03-5307-1180

研究会への参加について

研究会には会員・非会員を問わずどなたでもご参加いただけます。


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