今回のロシアによるウクライナへの侵攻は、武力による他国への侵略行為であり、生命を脅かし、主権を持つ市民の自由な意思決定の権利を奪おうとするものであり、到底、受け入れられるものではありません。

国際社会に生きる平和で民主的な国家・社会の形成者として必要とされる公民的資質を養うことを目標とする社会科教育、多様な価値観や文化で構成される社会において自分・他人が尊重され他者と協働する資質を養うことを目的とするシティズンシップ教育、社会的不正義、暴力をなくすための平和教育や国際教育というように、教育は未来の社会を構成する個人を育てるものです。

教育に関わる学術協同組織として、見過ごすことができない今回の事態について深く憂慮し、平和的解決を強く望みます。

2022年3月4日
CIEC (コンピュータ利用教育学会)
会長理事 若林靖永