部会企画

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2010PCカンファレンス部会企画セミナー実施報告 NEW

テーマ 「初修(第二)外国語とICT −日本語・中国語・韓国語の場合−」
日時  2010年8月9日(月) 12:40〜14:00
会場  東北大学川内北キャンパス講義棟B棟103
司会  三枝裕美(長崎外国語大学)
パネリスト  才田いずみ(東北大学) 田邊鉄(北海道大学)  金 義鎭(東北学院大学)
参加者数 26名      

 

■発表1 「日本語教育におけるICTの活用」
 才田いずみ氏(東北大学) 講演ビデオ(Flash)

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 才田氏は、(1)歴史的概観(2)現在の状況(3)今後の展望の順序で報告を行った。日本国内最初のICT活用例としては、1976-77年に国際基督教大で行われた漢字CAIの開発が挙げられる。その後、80年代には名大で文法CAIと開発作業に必要な簡易ワープロソフト作成、米国イリノイ大で英語版PC-DOS上で動く「ひらがな学習ソフト」の開発が行われた。また、1988年には、メールによる日本語と英語の交換コミュニケーションがカナダのトロント大と東大との間で行われた。黎明期から、スタンドアロン環境のみならず、ネットワーク利用が見られた点は、特筆に値する。1990年代以降、教材の形も利用形態も多様化の一途をたどってきた。チュートリアルタイプのCAI中心の開発から、ネットワークを経由してのコミュニケーション媒体としてのICT活用、学習リソースや、辞書・例文集、意味理解を助ける画像・音声情報などへのアクセスの手段として学習者が創造的活動を行うための道具としての利用も増えてきている。ただし、いずれの教材も市販するには需要が十分見込めないことから、開発者自身が授業で利用するか、ウェブ上に公開して自由に使える形にしている例が多い。現状から今後への展望としては、市販教科書の変容がある。ウェブ上に専用サイトをおき、教科書と連動した音声・動画に加え文法・漢字練習などの補助教材を提供するスタイルを取り、教科書内容に専用サイトへのアクセスが必須となる学習活動が含まれる点で、従来のblended learning用教材とは一線を画する試みといえるであろう。

 

■発表2 「初修外国語とICT―中国語の場合」
 田邊鉄氏(北海道大学) 講演ビデオ(Flash)

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 田邊氏は、中国語教育におけるコンピュータ利用の歴史と現状および教材開発に関する提案を行った。氏が中国語CALL授業に取り組み始めたのは1994年からであるが、それ以前は1986年に中国語ワープロのフォントを使った教材開発の試みがあったくらいである。氏は1996年に中国語CAI研究会を立ち上げ、文字表示の問題等で苦心しながら教材開発を実践してきた。今日こうした入出力の困難が劇的に改善される一方で、コンピュータ万能の幻想が崩れ、ICT自体の魅力で教材開発および学習の動機付けを維持できなくなった。 そこで、氏は今後の展開として、 (1)ICT教材の共同開発(2)教材のモジュール化(3)教材開発者の養成の3つの提案を行った。このうち、(1)は業者任せにせず、学内および大学間で役割分担して教材作成を行うべきという趣旨であり、(2)は大部なコースウェア開発よりも、単元ごとに必要な素材を細分化して開発する方が現実的ではないかということ、(3)は教材開発経験をもつ教員同士がオンラインでゆるやかな連係を保ちながら集団で製作する手法を模索してはどうか、という内容であった。

 

■発表3 「進歩するICT技術と韓国語」
 金 義鎭氏(東北学院大学) 講演ビデオ(Flash)

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 金氏は、近年日本国内で着実に増加しつつある韓国語学習者の現状および情報端末向けに開発を進めている電子教材の内容とハードウェア・ソフトウェア両面で解決すべき問題点を報告した。氏によれば、日本の高校・大学の国際交流において韓国は重要な国となっており、韓国語が開設されている高校・大学数は最近10年間で2〜3倍に増加してきた。一方、良質な教員確保と学習教材の不足が問題となっており、例えば大学に所属する韓国語専任教員は全国で僅か30名足らずで、きちんとした教授法や理論に基づいた学習教材も不足している。こうした問題を解決する一つの有効な方法として、最近電子教材の活用が試みられているが、その種類や実例も他の外国語に比べて少ない。また、その大部分が既存のテキストと音声教材を融合した形式にとどまり、最新のICT技術が活用されていない。氏は自身で開発中のハングル文字の手書き入力による単語学習プログラムを具体例として示しながら、外国語教員と工学系の専門教員の学際的協力、最新技術の積極的な取り込みが今後の教材開発にとって重要であることを強調した。さらに、その事例として合成音声によるテキスト読み上げ技術、次世代スマートフォン技術の実機によるデモを行った。

 

■全体討論   討論ビデオ(Flash)
 各パネリストによる発表に続いて、全体討論が行われた。英語に比べれば、初修外国語全体としてはまだまだICTを活用した教育の実績は少ないが、教員相互の情報交換(国際交流・相互支援を含む)と教材開発において協力関係を一層促進しなければならない、との複数意見が出された。また、パネリストと参加者双方から、ICTの活用以前に「学習の動機付け」をどのようにするかが課題ではないかとの指摘がなされた。短時間のイベントではあったが、多言語学習環境におけるICT利用の可能性と問題点を理解し、将来への展望を共有する意味で有意義なセミナーであったように思われる。

 
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2010PCカンファレンス部会企画セミナー 開催案内

 

■テーマ「初修(第二)外国語とICT −日本語・中国語・韓国語の場合−」

■日 時 2010年8月9日(月) 12:40〜14:00
■会 場 東北大学川内北キャンパス講義棟B棟103
     (〒980-8576 仙台市青葉区川内41)
     http://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/about/10/about1003/index.html

■開催趣旨  全国的に教養教育カリキュラムの見直しが進む中で,初修(第二)外国語教育の位置づけの明確化と授業方法改善への要求が学内外で強まりつつある。英語のeラーニング教材開発は,一般的な英語学習用はもちろんのこと,TOEIC対策やリメディアル教育向けを中心に製品化が進んでいる。教育現場においても,独自開発のものも含め,多くの試みがなされている。一方,初習外国語向けのeラーニング教材開発については,ようやくICT活用の動きが本格化しようとしているところである。今回のセミナーでは,中国語,韓国語,日本語などの初修(第二)外国語教育の現場において,どのようなICT活用がなされているか、実践事例を報告してもらい、その教育的効果と問題点を参加者と共に議論する場を提供する。
 そもそも英語のeラーニング教材開発に早くから取り組むことができたのは,言うまでもなく,パソコンでの画面表示や文字入力に全く問題がなかったからである。ところが,ドイツ語・フランス語などの西欧主要言語でさえ,特殊文字の表示・入力が当初は困難であり,まして中国語,韓国語,日本語などでは表示・入力に多大な労力が必要とされた。最近になって,ようやく多言語対応がなされてきたものの,学習ソフトの量は英語にはるかに及ばない。市販製品が少ない上,各教師が個人の負担によって独自開発してきているのが現状である。今回のセミナーでは,まずソフト開発過程の問題として,中国語の漢字入力,ピンイン(発音記号)入力,韓国語のハングル入力,日本語のかな・漢字入力などにおける困難をどのように克服してきたかなどの実践体験を報告していただき,多言語化が実用化された中でのICT利用の初修(第二)外国語教育の実情や今後への課題を提起する。
 次に,教材のレベルと開発体制の問題を取り上げる。初修(第二)外国語学習は基本的にゼロからのスタートであり,教材はどうしても入門中心となりやすい。その多くは音が鳴り,ムービーが流れる簡単なマルチメディア教材で,なかなか中・上級者向けのソフトが開発されにくい点が挙げられる。学習者の多様なレベルに対応するためには多様な水準と内容のものを,いろいろな場面設定において用意する必要があり,英語に匹敵する質量を揃えるためには教師個人の努力では到底及ばない。如何にしてこの問題を解決すべきか,参加者とともに考え,教師間の協力は可能か,キラー・アプリケーションで一斉に教材開発に取り組むか,または大規模な製品開発に協力すべきかなど,考えられるさまざまな可能性を探っていきたい。

 

プログラム(予定)

12:40  司会者挨拶・パネリスト紹介

12:45 - 13:05  発表1 「日本語教育におけるICTの活用」
才田いずみ氏(東北大学)

 

13:05 - 13:25  発表2 「初修外国語とICT―中国語の場合」
田邉 鉄氏(北海道大学)

 

13:25 - 13:45  発表3 「進歩するICT技術と韓国語」
金 義鎭氏(東北学院大学)

 

13:45- 14:00 全体討論

司会:三枝裕美(長崎外国語大学)


CIEC春季研究会2010ワークショップ 実施報告

テーマ:「PDFでe-Learning教材を作る - PDFで模範音声を聞き、PDFに録音する -」
日時: 2010年3月27日(土)10:00 - 12:00
会場: 立教大学池袋キャンパス8号館5階8505教室
司会: 野澤和典(立命館大学)
講師: 清原文代氏(大阪府立大学総合教育研究機構)
アシスタント:田邉鉄氏(北海道大学)
参加者数:44名(講師、司会者、報告者含む)

 

プログラム

10:00 - 10:10  研究委員会委員長(獨協大学・立田ルミ)挨拶および司会者(立命館大学・野澤和典)挨拶・講演者紹介

 
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10:10 - 11:15 ワークショップ(前半) 講演ビデオ(Flash)

 

1. 音声が聞けて、録音ができて、落書きのできるPDF(= 注釈機能を活用したPDF)
 まず中国語単語のサンプル1でデモンストレーションが行われた。(1)文字部分のボタンを押して模範となる(母語話者の)音声を聞く(2)自分の声をPDFアドオン・ソフトで録音して聞く(3)ノート注釈でメモを取る(4)ハイライト機能を用いてラインマーカーで塗る(5)鉛筆ツールを用いてフリーハンドで落書きする、などの機能が紹介された。その後、参加者が持参したノートパソコン又は会場備え付けのデスクトップPCで体験、WordファイルからPDFを作成し、模範音声を貼る作業を行った。1回限りではうまくできない人もいたので、2回手順が示された。音声の貼り方には2種類あり、模範音声の録音は教員側がAcrobat Proを用いた場合のみ可能であり、学生が自分の声を録音する場合は無料のAdobe Readerで可能である。ただし、後者を可能にするには教員がAcrobat Proで「注釈メニュー」から「Adobe Readerの注釈機能を有効にする」を選ぶ必要がある。

 

2.本文に書き込めるPDF(= typewriter機能を活用したPDF)
  次に学生に記入させるタイプの教材を作成する方法について学習した。サンプル2でデモンストレーションが行われた後、参加者が各自作成した。typewriter機能をOnにするにはAcrobat Proの「ツールメニュー」の「タイプライター」から「Adobe Readerでタイプライターツールを有効にする」という設定を選ぶ必要がある。

 

3.空欄に記入したものを回収して一覧表示できるPDF(= フォーム機能を活用したPDF)
  サンプル3でデモンストレーションが行われた。「フォームメニュー」の「フィールドを追加または編集」で、教材テキスト中の空欄を自動検出させ、「フォームメニュー」の「フォーム配布」を選ぶ。配信方法は3種類ある。そのうちメールの添付書類を使う場合の手順、中でもほとんどの大学でWebメールを使用している実情に鑑みて、手動送信の仕方が示された。学生からメールの添付書類として返送されてきた配信用PDFを開くと、自動的にフォームに書き込まれたテキストが集計用PDFに取り込まれる様子が示された。

 
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(写真左:清原氏、右:田邊氏)
 
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11:15 - 11:20 休憩

 

11:20 - 12:00 ワークショップ(後半)講演ビデオ(Flash)

 

4.小テストができるPDF(= 採点機能付きPDF)
 教員側は有料のAdobe Acrobat Pro Extendedに同梱されているAdobe Presenterとマイクロソフト社のPower Pointを用いて採点機能付きPDFを作り、学生側は無料のAdobe Readerで回答する様子が、サンプル4でデモンストレーションが行われた。ただし、これはFlashを使っているため印刷には不向きである。音声のつけ方については、テスト問題を先に作っておき、オーディオ・ファイルを読み込み、簡単な編集をした後、再びパブリッシュするという手順の説明があった。学生の成績の集計はマニュアルによればLMSと連携してできるはずだが、実証できていないとのことである。

 

5.紙に書きだせるWeb小テスト
 starQuiz は紹介のみされた。e-learning教材で一つのソースで小テストをPCでも紙でもiPhoneでもできる点がお奨めである。

 

6.質疑応答
 Q:動画は埋め込めるのか。
 A:埋め込める。(実際に動画を入れたサンプルを提示。ExtendedでMPEG形式の動画をFlashの動画形式であるFLVに自動変換するとのこと。)
 Q:画面のデザインはどのようにして編集するのか。
 A:Power Point上で普段のプレゼンのように加工できる。
 Q:多言語対応に関してはどうか。
 A:中国語に関しては問題ない。他の言語も基本的にはできるのではないかと思う。

 

7.アンケート
 Web上で、本ワークショップが簡単だったか、Adobe Acrobat Pro Extendedを使おうと思うかなどのいくつかの質問事項に参加者が任意で答え、その結果は午後の講師の発表に活用された。全体としてなかなか好評であったと言えるであろう。デジタル文書として定番のPDFの世界がさらに広がり、非常に有意義なワークショップであったと思われる。

(備考)当日配布の資料、サンプルのダウンロードについてはこちらのリンク先(大阪府立大学清原研究室)ウェブサイトをご利用ください。

文責:三枝裕美(長崎外国語大学)
 
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CIEC春季研究会2010ワークショップ 開催案内

 

■テーマ「PDFでe-Learning教材を作る - PDFで模範音声を聞き、PDFに録音する -」

■日 時 2010年3月27日(土) 10:00〜12:00
■会 場 立教大学池袋キャンパス 8号館 5階 8505教室
     (〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1)
     http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/index.html

■開催趣旨   PDFと言えば、OSの種類に関わらず文書のフォントやレイアウトをくずさずに受け渡すためのファイル形式というイメージが強いのではないでしょうか?しかし、PDFの用途はそれだけにとどまりません。外国語教育に即して言うと、教員がPDFに模範音声を貼り付け、学習者が自分の声をPDFに録音して保存するということが可能なのです。教師側はAdobe Acrobat Proを用いて教材を作成します。プログラミングをする必要はなく、テキストと模範音声を用意し、メニューから必要な操作を選ぶだけです。学生側はAdobe Reader(無料)で閲覧、録音します。 また、Power PointとAdobe Acrobat 9 Pro Extendedに同梱されているAdobe Presenterを使用すると、採点機能付きの小テストを作成してPDFに書き出すこともできます。CALL教室ではe-Learning教材として、普通教室ではプリントとして使えるPDF、小テストができるPDFなど、PDFの新しい世界が拡がります。

(備考)今回のワークショップではノートパソコンをご持参になった参加者の皆さんに実際に教材作成体験をしていただきたいと思いますので、Adobe Acrobat 9 Pro Extendedをお持ちでない方は、あらかじめAdobe社のWebサイトから無料体験版(30日間試用可)をインストールしておいてください。なお、体験版はWindows用のみになります。
■プログラム
○10:00-10:05 司会者挨拶・講師紹介
○10:05-12:00 ワークショップ
講師 清原 文代氏(大阪府立大学総合教育研究機構)
連絡先メールアドレスは、“kiyohara”の後に“@las.osakafu-u.ac.jp”
■ 参加費:CIEC会員は無料、その他の方は500円
(どなたでもご参加いただけます)
■ お申し込み・お問い合わせは
CIEC 事務局  e-mail : sanka@ciec.or.jp
TEL/FAX 03-5307-1195/03-5307-1180
URL: http://www.ciec.or.jp/

第3回学習会実施報告

 

テーマ:「iPhone/iPod touch向け教材開発入門 〜iPhone SDKとstarQuiz3を使ってみよう〜」
日時: 2009年10月31日(土)13:00〜16:00
会場: 東京都新宿区西新宿3丁目20番2号東京オペラシティタワー32階
   アップルジャパン株式会社本社セミナールーム
司会:上村隆一(北九州市立大学 CIEC外国語教育研究部会世話人代表)
講師:棚橋二朗氏(北海道情報大学准教授)
   中尾貴祥氏(アップタウン株式会社)
参加者数: 36名 (講師、司会者、事務局含む)

 

プログラム

13:00  司会者挨拶・講演者紹介

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13:05 - 14:00  講演1 「iPhone SDKとAppStoreを活用した教材配信について」~ 講演ビデオ(Flash)
講師 棚橋二朗氏(北海道情報大学)
最初、棚橋氏自身による自己紹介が行われ、本日のメインテーマであるAppStoreに関する諸問題についてのお断りがあった。その後、iPhone向けアプリ開発の歴史についての解説がなされ、画面提示をしながらの無料のiPhone Developer University Programに参加し利用する方法についての具体例が紹介された。 アカウントの取得方法、 サインインし、SDK(アプリケーション開発ツール)をダウンロードする等、種々のデータのダウンロードの方法について説明がなされた。かつては、開発に必要なキーなどが取得できたが、agreement画面から先に進めない状況であることが紹介された。仮に、Xcode(開発環境)をインストールできれば、iPhoneアプリケーションが簡単に作成されるということを、View based applicationを例にとって説明された。オブジェクト指向によるものであるので、凝ったものを作らなければ、初心者でも容易にアプリケーションの作成が行える。作成における最大の利点は、オンラインのみならず、オフラインによる作成が可能であるということであった。
フロアからは、語学教育に生かすために音声を提示(ページをめくると音が出る等)することの可否と方法について質問があった。

 
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14:00 - 14:30  休憩・メーカー展示およびデモ

 
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14:30 - 15:30  講演2 「iPhone/iPod touch対応e-ラーニング教材作成ツールstarQuiz3の紹介」。講演ビデオ(Flash)
講師 中尾貴祥氏(アップタウン株式会社)
はじめに、先の棚橋氏の講演でとりあげられた「iPhoneの開発」を教えている大学、米国スタンフォード大学の学習コースがWebから閲覧可能であるので、利用することが推奨された。
次に、starQuiz3の紹介がなされた。starQuiz3は、Windows, Mac OSX に対応した eラーニング対応ソフトで、問題作成から出題、採点、集計まで処理が可能である。以下が主な特徴である。

 

・出題はWeb、無償専用クライアントソフト、紙ベース(プリントアウト)に対応している。
・問題は選択、組み合わせ、正誤、数値、小論文等に対応している。
・音声、絵、ムービー を問題に付けることが可能である。
・受験者のリストは無記名からリスト表示、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)まで対応している。
・採点は自動で行なわれ、リアルタイムで結果の確認、集計が可能である。
・結果(総合成績、個人の結果)は表計算形式に書き出せる。
・Web形式の出題の為に、無償で専用WebサーバをInternet上で用意している。
・サーバ機能も搭載しており、無償専用クライアントソフト ”starQuiz NetClient”(Mac/Win)で、簡単にLAN内でテストを行う事が可能である。
・Web形式の出題は iPhoneおよびiPod Touchに最適化されている。
・5,000円(ダウンロード版は4000円)と低価格で、受験者数は無制限である。
・会議やホームルームで、iPhone/iPod Touch をクリッカーの代わりとして、投票/アンケートシステムとしても活用出来る。

 

starQuiz3の機能は大きく分けて3つ(問題作成、出題、採点と集計)あり、それぞれについて、具体的に画面を提示によるデモンストレーションを交えて説明がなされた。

 

・問題作成:問題形式を選択し、問題、正解、解説を入力する。
・出題:出題方法 (WEB, 専用ソフト、紙)、解答者を決める。回答後、自動で採点される。
・採点と集計:採点結果、表やグラフで解析し、集計を表計算ソフト等に書き出す。
一連の流れを示された後、氏は、starQuiz3は問題作成・アップロード・配信・採点が非常に簡単・容易に行え、現場の授業での実用性が高いことを力説された。

 

 フロアからは「多言語への対応」、特にアラビア語等の言語への対応、言語の混在(中国語とドイツ語など)の可否について、サーバ(学級と学校とのサーバーに違い)や価格について等の質問があった。

15:30 - 16:00 starQuiz3ミニ体験学習
 15日間無料の試用版を使って、参加者自身が持参のPCを使って問題作成を行った。                

文責:吉田晴世(大阪教育大学)
 
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第3回学習会開催のご案内

 

 CIEC外国語教育研究部会では、来る10月31日(土)、アップルジャパン本社において、第3回学習会を開催致しますので、ご案内申しあげます。

テーマ:「iPhone/iPod touch向け教材開発入門 〜iPhone SDKとstarQuiz3を使ってみよう〜」

■実施日時: 2009年10月31日(土)13:00〜16:00
■開催場所: 東京都新宿区西新宿3丁目20番2号東京オペラシティタワー
アップルジャパン株式会社 本社32階セミナールーム(会場までのアクセス方法はこちら
■所在地・地図:http://www.tokyooperacity.co.jp/access/index.htm

 

■開催趣旨  Appleの携帯端末iPhoneは、単なる「ケータイ」を超えた次世代型情報端末として、全く新しいネット利用環境を提案し、国内発売後わずか1年余りで独自の市場を確立しました。また、iPod touchは、iPhone向けアプリケーションをそのまま使えるだけでなく、新たに録音、音声コントロール機能を標準で備えるなど、iPhoneとの共通性をより高め、多機能音楽プレーヤーとしてだけでなく、教育用モバイル機器としても注目されています。今回の学習会では、特に外国語教育向けにiPhone/iPod touchを活用する際の教材開発ツールとして、まずアップル社自身が提供するiPhone SDKの概要を紹介し、簡単な教材作成手続き及び複数の教育機関において教材の共同利用を可能にするAppStoreの登録手順などについて説明します。次に、iPhone/iPod touch上で簡単にオンライン試験、小テスト教材やアンケート調査を実施できるe-ラーニング教材作成ツールstarQuiz3の概要と具体的な利用事例の紹介を同ツールの日本国内向け開発責任者自ら行います。さらに、参加者全員でstarQuiz3を使った簡単な外国語教材作成の体験学習を行っていただきます。どうぞ、奮ってご参加ください。

 

■プログラム

13:00  司会者挨拶・講演者紹介

13:05 - 14:00  講演1 「iPhone SDKとAppStoreを活用した教材配信について」
講師 棚橋二朗氏(北海道情報大学准教授)

14:00 - 14:30  休憩・メーカー展示およびデモ

14:30 - 15:30  講演2 「iPhone/iPod touch対応e-ラーニング教材作成ツールstarQuiz3の紹介」
講師 中尾貴祥氏(アップタウン株式会社)

15:30 - 16:00 starQuiz3ミニ体験学習*(簡単な外国語学習教材を試作します)

16:00 終了 

■参加費 CIEC会員は無料、その他の方は500円(どなたでもご参加いただけます)
■お申し込み・お問い合わせ
CIEC 事務局 e-mail: sanka@ciec.or.jp
TEL/FAX 03-5307-1195/03-5307-1180

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■備考 今回の体験学習に参加される方は、ご自分のノートパソコンをご持参ください(体験学習時に使用するstarQuiz3は15日間試用できる体験版がダウンロードできます)。OSはWindows 2000/XP/Vista, Mac OS X v. 10.3.x以降のいずれにも対応しています。また、iPhone, iPod touchをお持ちの方は、教材の受信・閲覧用にあわせてご持参ください。


 
 

ウェブログ・サーバの設定と運用に関するワークショップのご案内

 

 CIEC外国語教育研究部会では、2009年3月28日(土)、大学生協会館において、第81回研究会に連動する形で第2回学習会(ウェブログ・サーバの設定と運用に関するワークショップ)を開催致しますので、ご案内致します。

■テーマ 「自前ウェブログ・サーバを立ち上げて利用しよう」
■趣旨 レンタルサーバ上にインストールして人気の高いブログツールの1つMovable Typeの個人ライセンス(無償)版を、実際に順次インストールする作業を見ていただいて、 Movable Typeサイトを立ち上げる手順のご紹介をします。その後、Movable Typeサイト(金沢大学のサーバ)を使って、ブログの開設、投稿などの基本的な作業を参加者の方々に実際に試していただく予定です。自前でウェブログ・サーバを立ち上げる際に参考になる学習会を提供することを目的とします。
■講師 西嶋愉一氏(金沢大学外国語教育研究センター准教授)
■日時 2009年3月28日(土) 10:00-12:00
■会場 大学生協会館(東京都杉並区和田3-30-22)
■最寄駅 地下鉄東京メトロ丸ノ内線東高円寺駅(徒歩10分)
■所在地・地図:http://www.univcoop.or.jp/information/gaiyou/map.html
■参加費 CIEC会員は無料、その他の方は500円(どなたでもご参加いただけます) 同日午後の第81回研究会と合わせて申し込むことも、本学習会のみに申し込むこともできます。
■お申し込み・お問い合わせ
CIEC 事務局 e-mail: sanka@ciec.or.jp
TEL/FAX 03-5307-1195/03-5307-1180
■備考 今回の学習会に参加される方は、ご自分のノートPCをご持参ください。会場の当日ネットワーク環境にもよりますが、一応無線LANと有線LANの両方に対応した機種が望ましいと思われます。主として、インターネット上で稼働中のブログサーバに接続し、設定作業や記事投稿の操作を行うために使うので、ハードウェア性能には依存しません。ソフトウェアについて、OSはWindows XP/Vista, Mac OS v.10.4以降のどちらでも結構です。ウェブブラウザはMozilla Firefox 3.0以降、Safari 2.0以降またはWindows版IE 6以降を推奨します。


 
 

GloCALL2008国際大会参会記

 

はじめに


 いずれもアジア太平洋地域でのCALL研究の推進をしてきているAPACALL (http://www.apacall.org/)とPacCALL (http://www.paccall.org/main/)が年次大会として共催したGloCALL 2008 – Indonesia: Globalization and Localization in CALL (http://www.glocall.org/)が去る11月7日〜9日と11-12日にインドネシアのジャカルタとジョグジャカルタの2カ所で開催された。筆者たちは学期中での海外出張でもあり、諸事情によりジャカルタ大会(写真下:会場となったシプトラホテル)にのみ参加した。今回の研究発表は、CIEC国際交流活動委員会および外国語教育研究部会の2008年度企画から支援を得たもので、二人の発表はCIEC-Sponsored Presentationとしてなされた。アジアを中心に世界各地より約60名の参加者があり、インドネシアで幅広くCALL事業を展開している民間会社ではあるが、CALLシステムとソフトウエアの普及推進に尽力をしてきており、今国際大会の主たるスポンサーとなったHL(Higher Learning)関係者や地元の教員を中心に150名ほどが加わり、200名を超える参加者による国際大会となった。

 
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大会プログラム概要

 招待講演者は4名おり、北米よりCALL研究者としてリーダー的な存在であるDr. Phil Hubbard (Stanford University, U.S.A.) 、Dr. Debra Hoven (Athabasca University, Canada)、アジアからはDr. Wei Meng Chan (National University of Singapore, Singapore)と地元のインドネシアからMr. Indra Charismiadji (President of Higher Learning)という4名で、2日間にまたがって、それぞれCALLの最新情報を提供してくれた。大会プログラム(写真下左)および開会式の一部(同右)を参照されたい。

 
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 第一日目は、一般参加者へオープン・ワークショップ2つ (Introduction to CALL, CALL Practice)があり、地元の教員たちへ無料研修が提供された。
 第二日目は、通常の大会プログラムとなり、開会式のあと、招待講演会1(Charismiadji: CALL Implementation in Indonesia – Yesterday, Today, and Tomorrow)があり、休憩後、6つの分科会会場に分かれ、同時進行の口頭発表があった。我々の口頭発表(野澤(写真下右端):Does Blended Learning Really Work? – Pros and Cons of Using Moodle as an Educational Tool);(小張(同中央):How to Integrate ICT in TEFL in Japan?)もその中で行われた。

 
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 昼食後は、招待講演2 (Hoven: Individuals, Community, Communication and Language Pedagogy)があり、その後5時過ぎまで分科会が開催された。第二日目を締めくくる懇親会は、会場となった著名なレストランまで貸し切りバスで移動したが、ジャカルタ特有の交通渋滞のため、1時間半もかかって到着した。インドネシアの伝統的な舞踏とバティック(ろうけつ染め)の衣装によるファッションショーと美味しい料理でもてなされた。帰路は交通渋滞も少し解消され、1時間ほどでホテルに戻れた。
 第三日目は、初めに招待講演3 (Hubbard: Integrating Learner Training into CALL Classroom and Materials)があり、午前中の分科会が提供された。昼食後も招待講演4 (Chan: Harnessing Mobile Technologies for Foreign Language Learning – The Example of Podcasting)があり、その後も分科会があった。
 以上3日間の研究発表などで各発表者が利用したパワーポイントやpdfファイルは、必ずしもプレゼンター全員がアップロードしていないが、大会ホームページよりダウンロードできる仕組みになっており、大会へ参加できなかった者でも関心のある発表内容についての資料を入手できる。
 今大会の特徴は、CALL研究の最近の傾向を反映したもので、Blended Learning, Moodle, Web 2.0, Corpus-based Data Driven Learning, Multimedia Materials, Power Point, m-Learning, Digital Storytellingなどであった。

 

インドネシア大学視察

 我々は、大会初日のワークショップには参加せず、当初の計画通り、膨大な広さを誇るインドネシア大学(University of Indonesia) Depok Campus視察に午後出かけた。当初連絡をしていた関係者(Junaidi氏(写真下右端))から直前の確認メールに返事がなく、心配されたが、指示された待合わせ場所へ向い、視察を実行した。少し雨模様の天気であり、タクシーでの移動が一番安心でき、容易だったため、利用したが、交通渋滞のため、大学まで約1時間半かかった。学術国際交流部門のJunaidi氏に会う予定であったが、授業中ということで、国際交流授業部門のスタッフに連絡をお願いし、講義が終わり次第会う手配をして、英語のできる関係者に情報機器類のある施設を中心にキャンパスの案内をしてもらった。その後、改装中の大学管理棟の中にある会議室でJunaidi氏他2名と約1時間半にわたり会合を持つことができた。

 
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 インドネシア大学での情報通信システム環境、英語教育プログラム、国際交流活動について情報交換をした。まだインフラの整備は遅れており、大学構内でも限られたコンピュータの数と場所でのインターネット接続サービスであることや、個々の学生が自宅から接続してe-Learningシステムを利用して容易に学習できる状況にはなっていないことが分かった。コンピュータ施設環境については、以下の写真でも明白なように、まだ不十分であることが分かった。コンピュータ・ラボ(写真左上)では自由に使えるとはいえ、一時間待ち(写真右上)で一時間の使用限定で対応しているとのことであった。少し裕福な学生たちは、自己所有のラップトップを持ち込みHotSpotというサイン(同右下)のある付近で、ワイヤレス接続でインターネットを利用していた(同左下)。

 
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おわりに

 初めての旅行先で、しかも短期間滞在での慌ただしい大会参加であったが、有意義な交流ができたと言えよう。今後アジアを中心に更なる学術的な国際活動交流ができればと願う次第である。最後に、今回のGloCALL2008という国際学会への参加に、CIEC国際活動委員会と外国語教育研究部会から多大なご支援をいただき、お礼を申し上げます。

野澤和典(立命館大学)小張敬之(青山学院大学)


 
 

部会企画の参加者募集記事(2008年6月掲載分)

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GloCALL2008 CIEC-Sponsored Presentationsの発表とインドネシアのe-Learningの現状視察団へ参加募集


GLoCALL 2008 Conference (http://www.glocall.org/)はAPACALL (Asia-Pacific Association for Computer Assisted Language Learning) and PacCALL (Pacific Association for Computer Assisted Language Learning)の共催の国際年次大会で、グローカルな視点から、得られた知見、研究・実践の成果、経験を共有し、より効果的なITを利用した言語教育・学習の促進のために寄与してきています。CIEC外国語教育研究部会は、2008年度から海外の学会との積極的な交流をするため、11月7-9日インドネシアのジャカルタで開催されるGLoCALL 2008Conferenceの大会委員長と交渉し、CIEC-Sponsored Presentationsという研究発表枠を5つ確保しました。CIEC会員からの発表申し込みを公募し、部会世話人が審査して、CIECを代表して発表者を派遣し交流をする一方、開催国であるインドネシアの大学の1つでe-Learningの進展状況を視察する(11/7午後予定)ことになりました。CIEC支援発表参加者5名に対しては、大会参加費($210 )を後払いで支援しますが、現地との往復旅費、宿泊滞在費、視察に関わる費用は参加者の自己負担となります。また、CIEC支援発表参加決定者の皆さんには、GLoCALL 2008 Conferenceサイトから申し込んでいただきます。そして大会参加後には、CIECジャーナルへの発表論文の投稿、あるいは参加報告書を書いていただきます。募集要項は以下の通りです。


  1. 参加資格:2008年度の年会費を納めた正規CIEC会員であること。
     
  2. 募集期間:2008年6月5日より6月16日
     
  3. 提出物:GloCALL2008カンファレンスのProposal Submission Form(http://glocall.org/program/proposal08.html)に準拠した英文発表要旨 (Papers & Poster Sessions: 250 words maximum; Symposia: 500 words maximum)
     
  4. 提出先:野澤和典(nozawa@is.ritsumei.ac.jp)宛にメールで申し込む。
     
  5. 提出締切日時:2008年6月16日午後5時
     
  6. 結果通知日:2008年6月22日
     
  7. 問い合わせ先:野澤和典(CIEC外国語教育研究部会世話人、GloCALL2008 CIEC-Sponsored Presentations企画責任者)