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シンポジウム
共生と変動の時代を迎えた学校と教育
| ゲストスピーカー: |
金子 郁容 |
慶應義塾幼稚舎長・慶應義塾大学大学院教授 |
| 佐伯 胖 |
青山学院大学総合研究所所長・文学部教育学科教授 |
| パネリスト: |
渡瀬 恵一 |
玉川学園小学部 |
| 橘 孝博 |
早稲田大学高等学院 |
| 司会: |
生田 茂 |
東京都立大学大学院 都立大学附属高等学校 |
| 全体会司会: |
綾 皓二郎 |
石巻専修大学 |
いま学校は, 大きな変動の時代を迎えています.
グローバル化した時代の変化, 技術の急速な進展, 社会状況の変化は否応なしに学校への変革をも求めています.
新しい学校づくりを目指して, 教師, 行政はもとより, 地域の協力をも得ながら, 「共
生」を基軸に据えることなしにはその変動を乗り越えることが困難な状況になってき
ているともいえます.
例えば, 新しい教科の導入に対しては, 学校側の悩みも深く, 教師自身にとっても大きな負担です.
小中学校で 2002年度から始まる新学習指導要領では, 「総合的な学習の時間」と共に教育の情報化が新しく位置づけられます.
2003年度からは高校においても教科「情報」が新設されます.これに伴って既に学校には, 数十台単位でコンピュータが導入され, 日夜教師はその対応に追われています.
一方, 大学においても改革の動きは急です.
既に多くの国公私立大学が学部の再編成や学科の新設, 大学院化, カリキュラムの見直し, 単位取得への柔軟な対応など, さまざまな取り組みを始めています.
なかでも, インターネットを活用したバーチャルユニバシティーの開設など, 今後の大学制度のあり方にも影響を及ぼしかねない取り組みが, 既に始まっています.
ここでも地域社会との共生が問われています.
こうした小学校から大学にいたる大きな改革の流れのなかで, 教育, とりわけ情報教育はどのような方向に向かっていくのでしょうか.
恐らく今後は, 地域や企業との協力, NPO組織との連携など, 共生を抜きには教育の改革や変化は望めないでしょう.
また, 地域社会のなかで学校の果たす役割はどこにあるのでしょうか.
教育に欠かせないコンテンツは, どこで, 学校の要望をどのように取り上げてつくられるのでしょうか.
コンピュータやそのシステムの運用・管理は学校側だけに任されるのでしょうか.
NPO組織などの支援は期待できるのでしょうか.
更に, 小中高, 大学と繋がる情報教育はどのような形態が想定されるのでしょうか.
2002年 PCカンファレンス のシンポジウムでは, このように「共生」と「変動」をキーワードに, 学校と地域・企業・NPOなど, さまざまな組織との連携を探り, これからの情報教育のあり方やその方向性を予測しつつ, 今日の社会に求められる学校教育の真の姿を考えます.