第1分科会「研究・コンピュータ」
松澤 茂
東北学院大学 教養学部教養学科
「衛星データの活用」
口田 圭吾 八巻邦次、山岸敏宏
東北大学 農学部畜産学科(現仙台市衛生研究所)
「コンピュータ画像解析の畜産分野への応用」
第2分科会「ネットワーク利用環境」
進藤 浩一
岩手大学 人文社会科学部教授
「情報処理教育環境整備とその問題点」
奥山 直樹 K. KOSAVISUTTE
電気通信大学 電気通信学部留学生教育 電気通信学部情報工学科
「留学生向け情報処理教育システムについて」
岩崎 智彦
東北大学 工学部原子核工学科
「原子力研究現場におけるPCの活用」
第3分科会「教育論・教育環境」
小山内 幸治
秋田短期大学 商経科
「コンピュータ不安とワープロ検定結果について」
大窪 嘉壽
青森公立大学 経営経済学部経営経済学科
「ある米国大学のPC利用教育の実際」
伊藤 好二
北見工業大学 工学部化学システム工学科
「工科系大学におけるパソコン事情」
第4分科会「文系学生の教育」
菅原 隆一
山形大学 人文学部 独文学科
「ドイツ語文の分析」
霧生 和夫
埼玉大学 教養学部教養学科
「フランス文学とコンピュータ」
佐伯 啓
東北学院大学 教養学部ドイツ語専攻
「DPTとCAIを統合させた教材開発-ドイツ語教育での実践例 」
キーボード体験Room
木村 清
尚絅女学院短期大学
「学習の移行性を重視したローマ字入力の改善案(希望)」
坂爪 新一 坂爪 三津
東北大学 金研 日立情報システムズ
「身体障害者におけるコンピュータ利用」
第1分科会ネットワーク利用環境
坂本 亮一
東北事業連合
「パソコンを学内LANに接続する方法」
内田 由美子
立教大学 理学部数学科
「学内LANの状況と教育」
堀端 孝俊
青森大学 工学部情報システム工学科
「ワークステーションによる情報教育と諸問題」
八重樫 裕幸
弘前大学 理学部情報学科
「教育・研究用システムのサブネットによるトラフィックの局所化」
第2分科会「教育論・教育環境」
武井 惠雄
帝京大学 理工学部
「本音の情報・コンピュータ教育」
佐川 弘幸
会津大学 総合数理科学センター
「会津大学におけるCAT(computer aided teaching)」
櫻井 研三
東北学院大学 教養学部 心理学専攻
「仮想環境での空間学習」
寺沢 一彦
北海道大学 地球環境科学研究科
「新入生へのパソコンの提案活動」
第3分科会「文系学生の教育」
吉田 寛
東京成徳大学 一般教育(情報科学)
「文系大学における画像処理、マルチメディアの基礎」
才田 いずみ
東北大学 文学部日本語学科
「日本語学習者のための音声学習支援システム」
土屋 俊一
千葉大学 文学部 行動科学科
「文系学部におけるMAC教育システム」
時田 節
湘南数学教育
「新指導要領とMathematica」
佐藤 道幸
お茶の水女子大学附属中学校
「中学校におけるコンピュータ教育」
神長 京子
芝浦工業大学 金属工学科
「付属高校生へのパソコン入門教育の事例紹介」
第5分科会「大学教育1」
鈴木 治郎
信州大学 医療技術短期大学部
「EXCELを用いた統計学教育への試み」
野村 希晶
東北大学 工学部建築学科
「建築とコンピュータ」
倉田 是
千葉大学 工学部電気電子工学科
「LANとX端末による一般情報処理教育」
小野寺 和宏
電気通信大学 電気通信学部
「リフレッシュ教育システム構築の試み」
第6分科会「大学教育2」
佐藤 行彦
東北大学 医療技術短大 診療放射線技術学科
「医療短大部放射線学科における情報処理演習」
小林 昭三
新潟大学 教育学部理科教育学科
「LANとコンピュータ教育の活用」
瀬川 良明
北海道教育大学 教育学部
「北教大札幌キャンパスBBS構築と教育利用」
一ノ瀬 俊明
東京大学 先端科学技術研究センター
「コンピュータによる大気科学実習の実践」
松澤 茂 東北学院大学 教養学部教養学科
「衛星データの活用」
人工衛星が収集する多重スペクトル画像データの解析によって、地球上の植生分布、海岸線、河川、大気汚染状況、人口の都市集中化、農産物の作柄状況、資源の有無など広範囲にわたって同時に把握することができ、いろいろな研究分野で多くの期待が寄せられています。今回は、東北大学理学部で常時受信している米国の気象衛星NOAAの画像データの解析事例について紹介します。
口田 圭吾、八巻邦次、山岸敏宏
東北大学 農学部畜産学科(現仙台市衛生研究所)
「コンピュータ画像解析の畜産分野への応用」
牛屠体のロース芯断面像に画像解析を適用し、肉質を客観的に評価した。また同呼法で牛生体体積の推定および尻部輪郭の形状の数値化を実施した。脂肪交雑を客観的に評価することが可能で、その形状や1粒子あたりの面積が肉質に密接に関与していることがわかった。また、生体体積は3%以内の誤差で推定可能であり、尻部の形状と同時に肉量、質推定のための重回帰分析の説明変数として取り入れることで、推定精度が顕著に向上した。
坂本 亮一 東北事業連合
「パソコンを学内LANに接続する方法」
パソコンを学内LANに接続するためには何が必要なのかを次の項目に分けてレポートしたいと思います。
内田 由美子 立教大学 理学部数学科
「学内LANの状況と教育」
立教大学では、学内LANが1991年10月に施行され、4台のワークステーションを中心に、ネットワークが構築されました。また、昨年7月より、インターネットへの参加も実現し、学内外のメール、情報交換ができるようになりましたが、十分に利用されているとは言い難い状況です。各人に利用されないのは、何が原因なのか、計算機周辺のスタッフとして何をすべきなのか、考えをまとめたいと思います。
堀端 孝俊 青森大学 工学部情報システム工学科
「ワークステーションによる情報教育と諸問題」
本学では56台のDECstationを使ってUNIX教育を実施している。多人数が同時使用している時の処理効率とメモリサイズの関連についていくつかのデータを取り、解析したのでその結果について報告する。
八重樫 裕幸 弘前大学 理学部情報学科
「教育・研究用システムのサブネットによるトラフィックの局所化」
最近の教育・研究用ネットワークではWSを中心にX端末を配置し利用する形態が多い。これは管理・運用においては非常に利便性があるがトラフィックを増大させる。X端末の利便性をそこなわず、トラフィックを局所的に閉じ込め、又homeアクセスの迅速性とhome管理を容易にすること等、考慮するとファイルサーバをメインにサブネットを複数設置し、各ラインにWSを置くなどのようなサブネットによるトラフィックスの局所化が必要とされる。
進藤 浩一 岩手大学 人文社会科学部教授
「情報処理教育環境整備とその問題点」
昭和52年に創設された岩手大学人文社会科学部は、当初から情報教育の重点化をうたいながら、コンピュータ環境は皆無であった。昭和58年E600とPC10台をネットワーク化したシステムを構築して、人並みの教育が行えるようになった。昭和62年より情報処理センターとの併用になったが、独自のシステムの構築(更新)には10年を要した。それぞれの時点での問題点(苦労話)を整理して報告したい。
K. KOSAVISUTTE 電気通信大学 電気通信学部情報工学科
奥山 直樹 電気通信大学 電気通信学部留学生教育・研究センター
「留学生向け情報処理教育システムについて」
電気通信大学では、外国人留学生に対する支援教育の一環として、「情報処理演習」を開講しているが、留学生個別のニーズに対応するために、平成4年度に学内LANに接続された「留学生情報処理教育システム」が導入された。このシステムは何時でも、何処からでもアクセスでき、しかも使用者の自由度を可能な限り認めたUser feindlyなシステムであることから、留学生の利用が急増している。今回はこのシステムの活動状況を報告する。
岩崎 智彦 東北大学 工学部原子核工学科
「原子力研究現場におけるPCの活用」
原子炉の安全性、経済性の向上のための研究は、Super-Computer等における中性子挙動のシミュレーション計算により進められる。これらの計算結果である膨大な数値データを如何に処理するかが研究の大きな部分を占める。我々は、ほぼ一人一台のPCを用い、東北大学の学内LANを通じ得られる数値データの処理を行っている。本会では、研究現場から我々のPC環境、PC利用上の問題点、メイン-フレム-PCの通信の現状等について報告する。さらに、このような研究に携わることとなる学生への情報処理教育に対する要望等もあわせて報告する。
武井 惠雄 帝京大学 理工学部
「本音の『情報・コンピュータ教育』」
学生からみて価値のある授業とはなんだろうか。
すこし前まではコンピュータに触れる授業であった。それが今、急速に変わってきていると思う。学生にとっては、コンピュータが情報を処理できるのは当たり前であり、コンピュータの関わる処理や通信では何がどこまでできるのか、とか、意味伝達、意志伝達とは何かとかを知りたい、という意欲がつよく、それに答えるような講義が求められているのを感じる。
この小論では、学生に話してみて手ごたえのあったテーマを紹介しながら、今後の一般情報処理教育の道を探ってみたい。
佐川 弘幸 会津大学総合数理科学センター
「会津大学におけるコンピュータ教育」
会津大学は日本で初めてコンピュータ理工学部を開設し、平成5年度に開学した。会津大学では学生一人に一台のワークステーションやPCを配置し、コンピュータを利用した教育システムを確立している。この教育システムを使ってのコンピュータ・リテラシー、英語教育、物理教育等の具体例を示し、その効果を議論する。
櫻井 研三 東北学院大学 教養学部 心理学専攻
「仮想環境での空間学習」
人間とコンピュータとの関係は、記号的コミュニケーションから非記号的コミュニケーションへと移行しつつある。ここでは非記号的コミュニケーションの最も進んだ形態であるバーチャル リアリティ(仮想現実感)を利用した心理実験を題材に、コンピュータが作り出す仮想空間内の探索という、人間とコンピュータとの新しい関係に基づく教育環境の可能性を考える。
寺沢 一彦 北海道大学 地球環境科学研究科 生態環境科学
「新入生へのパソコンの提案活動」
92年春より、北大生協と大学生協北海道事業連合は協力して、大学新入生に向けてパソコン・ワープロの提案活動を行ってきた。「パソコンに触ったことがない」という層に目線を合わせてMacintoshを実際に触ってもらいながら、新入生のパソコンに対する意識がどのように変化したのかを主に発表したい。
小山内 幸治 秋田短期 商経科
「コンピュータ不安とワープロ検定結果について」
本報告はコンピュータ不安検査の得点と、第18回日本商工会議所主催ワープロ技能検定試験3級の入力問題および文書作成問題の成績の関連を考察した結果について述べようとするものである。結果として、事後もコンピュータ不安検査得点の高いものは検定試験得点が低い傾向があることがわかった。
さらに事前と事後のコンピュータ不安検査得点の差が大きいほど、つまりコンピュータ不安の減少が大きいものは検定試験得点が高い傾向があることがわかった。
時間があれば、情報処理検定試験との関連についてもふれる。
大窪 嘉壽 青森公立大学 経営経済学部経営経済学科
「コンピュータネットワークと教育」
コンピュータ・ソフトウェア先進国、アメリカのソフトウェアビジネスの実態調査を行う中で、あるコミュニティーカレッジのコンピュータ利用教育の現場を体験する機会があった。
その中でも、以下の項目については、我々にも極めて示唆に富んだ内容を含むと思われるので、ここに報告する。
伊藤 好二 北見工業大学 工学部化学システム工学科
「工科系単科大学におけるパソコン事情」
化学系教官から見た工科系単科大学である北見工業大学*のパソコン環境の現状について、(1)研究用及び事務用学内LAN(2)物理化学研究室のネットワーク(3)化学系教官の教育・研究へのパソコン利用状況を中心に報告する。
(*北見工業大学:学部は5学科、大学院は修士過程のみの4専攻。学生数は約2000名、院生数は約200名、教職員数約300名。)
吉田 寛 東京成徳大学 一般教育(情報科学)
「文系大学における画像処理、マルチメディアの基礎」
文系大学における情報科学、情報処理教育にはいろいろ制約があり教育内容も乏しくなりがちである。最近の新しい各種の機器により画像処理、マルチメディア学習も容易になってきた。CCDカメラによるアナグロ静止画像入力、デイジタル静止画像入力による画像処理加工の情報処理演習の実際と図形、文字、映像、音声のメディアを学生の手で付加価値をもったマルチメディアとしての情報を自由につくり主体的な学習の例を報告する。
才田 いずみ 東北大学 文学部日本語学科
「日本語学習者のための音声学習支援システム」
外国人学習者の日本語発音の改善を目指して、拍感覚の習得への1ステップとして、特殊拍の発音一促音と長音をターゲットとした音声学習支援システムを開発、試用し、好結果を得た。
本発表では、このシステムの概要と基本コンセプトおよび特徴を述べ、外国人学習者による試用の結果とそれに対する日本人の評価についても触れる。
第1分科会「コンピュータネットワークの利用環境」
大倉 孝昭 大谷女子大 文学部幼児教育学科
「スタンド・アロン・パソコンにおける常駐型利用記録システム」
金子 周司 京都大学 薬学部薬理学講座
「フリーウェアの学術用語辞書を作ったワケ」
赤間 道夫 愛媛大学 法文学部経済学科
「大学における教育・研究活動とコンピュータ利用」
本庄 敏郎 広島大学 広島大学生協霞店店長
「パソコン通信を使った印刷事業の実験的試み」
山本 嘉一郎 光華女子短期大学 生活学科
「ISDNによるIP接続の方法と問題点」
寺尾 徹 京都大学 理学研究科地球物理学専攻
「研究室におけるワークステーション利用と大学院生」
第2分科会「ネットワークを利用した教育研究内容」
上村 隆一 福岡工業大学 工学部教養文化部
「LANを活用した工業英語教育の実践」
福井 幸男 関西学院大学 商学部
「電子メール教育活用の7法則」
濱 道生 阪南大学 商学部経営情報学科
「社会科学系学部教育の情報化-阪南大学における実践を中心として-」
小西 浩之 滋賀県立日野高等学校
「学ぶ道具」としてのネットワークシステム
樋口 忠治 九州大学 言語文化部ドイツ語学科
「国際通信ネットワークによる外国のデータベース利用」
第3分科会「研究および教材の開発」
堀田 英夫 愛知県立大学 外国語学部スペイン学科
「スペイン語学習用ツール」
村山 功 静岡大 教育学部附属教育実践研究指導センター
「実身-仮身モデルを用いた教材作成実習作品」
佐伯 昭彦 金沢工業大学 CAI室
「三角関数のグラフ変換を探究するツールの開発」
村上 かおり 高知女子大学 家政学部家政学科
鳥居 隆司 高知女子大学 家政学部
杵淵 信 北海道教育大学札幌校
「中学校技術、家庭におけるシュミレーション型CAIの開発と評価」
河田 雅圭 静岡大学 教育学部生物学科
「Mac上でのプログラミングとシミュレーション」
第4分科会「研究・教育への活用」
時田 節 湘南数学教育
「新指導要領とMathematica」
安間 一雄 玉川大学 文学部外国語学科
「Excelを用いたラッシュ分析の計算」
中田 平 金城学院 大学文学部
「ハイパーカードによるパソコン教育」
米山 優 名古屋大学 大学院人間情報学研究科
「ハイパーカードとインスピレーションの連携」
-パーソナルなデータベースの活用法-
筒井 洋一 富山大学 人文学部国際文化学科
「富山大学における表現教育の現段階」
佐野 俊彦 愛知大学 教養部
「(日本語)ワープロソフトを利用した英語教育の実践」
第5分科会「マルチメディアの教育利用と活用実践例」
内田 一徳 京都大学 農学部農工
「MacroMedia Director 3.1Jによる研究成果のCD−ROM出版」
茂登山 清文 名古屋芸術大学 芸術学部デザイン学科
「都市のアート&テクノロジー(仮)」
酒井 雅裕 コンピュータ総合学園HAL専門学校マルチメディア学科
「マルチメディア教育の実践あれこれorコンピュータ教育雑感」
徳岡 努 神戸国際中学校
「マルチメディアを活用した表現学習の試み」
米島 竜雄 コンピュータ総合学園HAL マルチメディア学科
「マルチメディアについて」
第6分科会「コンピュータによる教育評価法、など」
植野 義明 東京工芸大学 工学部
「教養の数学:誤答分析とMathematica」
石川 祥一 防衛大学校 外国語教室
「コンピュータによるテスティングの評価について」
山口 晴久 和歌山大学 教育学部技術科電子情報工学研究室
「CAIにおける学習者の誤答訂正」
高木 祐治 早稲田大学 理工学部フィジカル部門
「基礎実験でのコンピュータ利用について」
大倉 孝昭 大谷女子大 文学部幼児教育学科
「スタンド・アロン・パソコンにおける常駐型利用記録システム」
教育現場で、機器管理、学習状況の把握をしようとするとき、ネットワーク管理下にないパソコン(スタンド・アロンで設置)では、特に初心者の場合アプリケーション実行中にシステムリセットをかけたり、突然電源を切ったりして、利用記録が確実に残せないといったことは当然あると思われてきた。これを解決すべく、常駐型システムを開発し、PC-98系のパソコンセットにインストールして、半年間運用した。ほぼ確実に記録が残るようになるとともに、どんなアプリケーションの実行中に強制終了(リセット、電源OFF)が多いか、又だれがよくリセットするかなど新しい事実も判ってきたので報告する。
金子 周司 京都大学 薬学部薬理学講座
「フリーウェアの学術用語辞書を作ったワケ」
ライフサイエンスに関わる学生や研究者が、ストレスなくコンピュータで文書を作成したり、英作文や翻訳ができる環境を目指すには、学術用語の電子辞書化が必須である。そこで既存の学術用語集を基本に、新しい用語や使用頻度の高い語句を追加したデータベースを作成した。その成果として各種かな漢字変換、英和/和英辞書ツールなどのための専門用語辞書を制作し、フリーウェアとして公開した。このプロジェクトの経緯、展望について紹介する。
赤間 道夫 愛媛大学法 文学部経済学科
「大学における教育・研究活動とコンピュータ利用」
これだけコンピュータに関する興味と利用が進んでいる割には、大学におけるコンピュータの活用は進んでいないように思われる。その原因として大学(とりわけ文系)の講義が大人数であること、大学教育の獲得目標が教員によって一様でないこと、研究重視=教育軽視の傾向があることなどが考えられる。
このレポートでは、自分の体験をふまえながら、大学教育・研究におけるコンピュータ活用という観点から問題提起を試みてみたい。
山本 嘉一郎 光華女子短期大学 生活学科
「ISDNによるIP接続の方法と問題点」
本学では、京都大学大型計算機センターを中心に組織されたNCA5に加盟し、ISDNを介して同ネットワークへの接続を行った。その目的は、IP接続を行うことにより、インターネットを含む国内外の諸機関と直接、電子メールの交換を行うこと、およびファイル転送を中心とした他機関との接続である。
接続作業に当たっては、未経験の事柄が続出し、大変な苦労をすることとなり、約1年をかけてようやく接続を完了し、この4月から運用を開始した。しかしながら、接続形態上やむをえず、いくつかの制約を受けた形の運用となっている。本報告では、このような接続と接続作業上の問題点を報告し、これから同様の接続を予定されている方々への参考としたい。
寺尾 徹 京都大学 理学研究科地球物理学専攻
「研究室におけるワークステーション利用と大学院生」
WS(ワークステーション)はその高度な計算能力とネットワーク能力から、多くの研究現場で必須のものとして、今後も利用の伸長が予想されるが、フリーソフトが広く利用できるメリットの裏返しとしてのサポートの弱さの負担集中などの問題、教育の問題、管理技術の継承の問題などが克服されないままになっていると考えられる。 これらの実情を調査しつつ、WS利用環境のスタンダードの確立と、利用環境情報のネットワークを介した流通など、今後利用者レベルで自主的に努力可能な課題について考えたい。また、その中での大学院生の動向についても触れたい。
上村 隆一 福岡工業大学 工学部教養文化部
「LANを活用した工業英語教育の実践」
前回に続いて、語学教育へのコンピュータ導入の実践報告を行う。今回は、工科系学生向け英語教育の動機づけとして、文部省認定の「工業英検」受験を前提とした工業英語CAIコースウェアの開発をとりあげ、同時にLANベースの語学演習室(CAI/LL)の利用状況について報告する。また、アナログソースを主体とした、従来型のLLとディジタルソースのみによるCAILLの操作性の比較をベンチマークテストに類する形で示したい。
福井 幸男 関西学院大学 商学部
「電子メール教育活用の7法則」
関学のKGネットワークを「統計学」200人の授業のなかで試行錯誤的に春学期と秋学期に数回づつ使ってみた。コンピュータネットワーク利活用7つの法則は、(1)計算手段より、むしろ、コミュニケーションの手段であることを認識せよ(2)学生の書く言葉に目鯨をたてるな(3)電子メールのリポートシステムで出欠をとろう(4)個人プロファイル情報は必ず入力させよ(5)優秀課題は名前を挙げて、ときおり、授業開始冒頭に誉めよ(6)電子メールは自分のフロッピーに落とせ(7)電子メールをときおり印刷して、学生に見せることもよい。
濱 道生 阪南大学 商学部経営情報学科
「社会科学系学部教育の情報化-阪南大学における実践を中心として-」
阪南大学商学部経営情報学科では、情報系科目だけでなく、社会科学の専門科目における学習の道具としてコンピュータを使いこなさせることを目標としてカリキュラム改革や授業改善に取り組んでいる。具体的には、経営統計学の授業で表計算ソフトを利用する、企業分析論においてデータベース(日経ニーズ)を活用する、経営科学の授業で表計算ソフトやプログラミングを取り入れる、学内パソコン通信ネットの活用等の実践がなされている。
小西 浩之 滋賀県立日野高等学校
「学ぶ道具」としてのネットワークシステム
日野高校では、表現・創造・理解・思考・体験支援の「学ぶ道具」として”実際に”授業で活用することをコンセプトにすえた優れたネットワーク、インターフェース、アプリケーション、ヒューマンネットのもと、理科、芸術、数学、英語等で積極的に教育実践を行っています。今回はネットワークを有効活用した教育実践・研究を中心に、具体的な授業準備、展開も含めて発表致しますので、校種を越えた幅広いご参加をお願いします。
樋口 忠治 九州大学 言語文化部ドイツ語学科
「国際通信ネットワークによる外国のデータベース利用」
国際通信ネットワークを利用してアメリカ合衆国をはじめ、英国、ヨーロッパ諸国の大学生はさまざまなデータベースの提供を行っているし、またその準備をしている。 現在のところ典型的な例はライブラリーの検索であるが、その他にもさまざまな情報の提供が試みられている。これらの情報が自由に無料で提供されているということの意味をよく考えておかなければなるまい。(実際にアクセスしてみせる)
堀田 英夫 愛知県立大学 外国語学部スペイン学科
「スペイン語学習用ツール」
スペイン語学習の、主として入門期に利用するパソコン用自作プログラムを紹介する。授業での学習を補う予習、復習での利用を想定している。学習中に出てくる基本的な語や文、それに動詞活用形を確実に記憶するためのドリル型のもの。フィードバックのあるパソコン版単語(文・変化語形)カードのようなもの。語形データは、利用者独自のものを使用できる。他に、数詞学習用にゲームと、数詞表現表示プログラムも。
村山 功 静岡大学 教育学部 附属教育実践研究指導センター
「実身-仮身モデルを用いた教材作成実習作品」
教育学部における教員養成の一環として、コンピュータによる教材作成実習を試みているので、学生が作った作品を紹介します。半期の講義なので作品の出来はもう一つですが、実習のねらいを伝えることができればと思っています。今回利用した実身-仮身モデルはグラフィックを含むデータの関連づけが非常に柔軟なため、どのような構造を与えるかを充分考える必要があります。これが教材の理解を深める役割を果たすと期待しています。
佐伯 昭彦 金沢工業大学 CAI室
「三角関数のグラフ変換を探究するツールの開発」
三角関数のグラフに関する誤答は、特に周期と位相のずれに典型的な誤答が多いようである。本レポートでは、その原因となる問題点と筆者が開発した三角関数のグラフを視覚的に探究するツールについて報告する。
杵淵 信 北海道教育大学札幌校
「中学校技術、家庭におけるシュミレーション型CAIの開発と評価」
中学校技術、家庭科における機械、被服整理のそれぞれの領域において、C.G.グラフィックスによるアニメーションおよびロールプレイングゲームを利用したシミュレーション型のCAI教材を開発した。そして、その教材を用いて実験授業を行い、認知、情意領域に与える影響を検討した。その結果、シミュレーション型CAI教材の提示は、認知、情意の両領域で効果的であり、教材に対する意欲付けに大きく関与することがわかった。
河田 雅圭 静岡大学 教育学部生物学科
「Mac上でのプログラミングとシミュレーション」
マッキントッシュ上でのプログラミングは難しいという認識があり、図表の作成や論文執筆にマックを使ってている人でも、プログラミングは98あるいはワークステーションで行なっている人が多い。研究者や教育関係者は、計算やシミュレーションを行なうためにプログラムを組む場合が多く、データの入力、保存などがマック的なインターフェイスで行えれば、効率があがるはずである。そこで、データの入力、保存、パラメータの設定部分が完成しているプラットホームを作った。これにより、Cやパスカルでのプログラミングも98やワークステーション上でよりも、書きやすくなると期待される。
例として、このプラットフォーム上で作成した人工生命のプログラミングを紹介する。
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