93年PCカンファレンス 分科会報告者一覧



大学生協
’93 PC Conferenceに
参加予定のベンダ

 5月8、9日(京都、立命館大学)及び5月15日(新宿、工学院大学)に開催される’93 PC Conferenceに参加される予定のベンダとその展示内容(予定)を以下に示します。ベンダのブースの見学はフリーですので、ご自由にご来場下さい。

 IBM    DOS/V
IBM-PCプラットフォームによるマルチメディアの紹介。最新ノートパソコンの紹介をおこないます。

 NEC    キャンパスノート、Windows3.1、教育用ソフト
        (98用Mathematicaの貸出)

Windows3.1の世界を紹介、教育用ソフト多数を展示。このほかにキャンパスノートを展示、大学での教材提案の実例を紹介します。

 APPLE
この間発表された新製品を中心に、勉学・教育・研究環境のプラットホーム提案を行ないます。

 XEROX  Network Color Printer(PS)、
        A−Color Printer

カラーコピー機をもちいたカラー出力環境、A-Color Prinnterの展示を中心に、Net-Work Color Printerを展示します。

 Canon  レーザープリンタ
IBM、NEC、Apple 、のパソコンと接続した、レーザープリンタの美しい印字をお見せいたします。

 シャープ   液晶関連:液晶プロジェクタ
        UNIV TOOL関連:ワープロ・ポケコン

大学生協オリジナル商品、UNIV TOOL WD-SR シリーズ、ポケットコンピュータPC-U6000の紹介と、プレゼンテーションに威力を発揮する、液晶パネル、液晶プロジェクターを展示します。

 ジャスト   一太郎
日本で初めてアカデミックプライスが実現した、「一太郎」の最新版Version 5の世界を紹介します。

 カテナ    翻訳システム、OCRソフト
OCRソフト、TypeReaderと日英翻訳ソフト The Translatorを組み合わせた翻訳システムについて、ご紹介します。

 アド電子   ナナオ製ディスプレイ
高精細、高品質で名高いナナオのディスプレイを体験してください。

 インタウェア ハイビジョン&ビデオボード
Macintosh とハイビジョンディスプレイの組み合わせで、高品質な画像処理システムを体験してください。

 ヤノ電器   教育用ソフト、HDD、MO、CD−ROM
教育用ソフトウェアのご紹介と、HD,MO,CD-ROMなどのMacinbtosh周辺機器の展示を行ないます。

 WordPerfect ワープロソフト
英文ワープロソフト「ワードパーフェクト」の学生パックの発売開始にともない、論文、レポート作成への強力な道具を紹介します。

 マーキュリー ソロ
高機能ワープロソフト「SoloWriter」「SoloPowerLite」をご紹介します。

 NIFTY  NIFTY−Serve紹介
NIFTY-Serveの紹介と、大学生協フォーラム「NFUCA」の紹介をします。

 SPSS
世界の標準統計ソフト、SPSSと、大学生協と共同開発した学生向けバージョン「SPSS AiR」を紹介します。

 トーエイ工業 CAI関連機器(東日本のみ参加)

 NFUCA  全国大学生協連(NFUCA)取り扱いの海外ソフトの紹介
         インテリメーション社Education Soft、EndNote、
         ChemDraw、SPSS−Air、More ・・・

Macintosh、IBM上で勉学・教育・研究に有効なソフトウェアをご紹介します。論文作成に強い味方、EndNote Plus、化学者の必携ソフトChemDraw、Chem3Dなどを多数展示します。

                              (順不同)

 その他、富士通関東電子EPSON理経東芝の参加が有るかも知れません。


 各メーカーが、’93PCカンファレンスのために、最新情報を提供するブースをもうけます。自由にお立ち寄りください。

  5月 8日(土)10:00〜17:00 5月 9日(日)10:00〜15:00 

        立命館大学 末川記念館5階会議室にて

  5月15日(土)10:00〜16:00

        工学院大学 一階 アトリウムにて


西日本分科会報告者一覧(抜粋)

情報教育のカリキュラム

                          K氏(情報センター)
 一般教育が再編成される一方で、一般教育に近い形で新しく登場してきた情報基礎教育と、情報教育科目の小中学校への導入。そして、コンピュータの使用形態の変容や通信技術の発達。何れをとっても過渡期の状態にある。現状の情報基礎教育は各大学の現場で大きく異なっている。本報は、新設大学の経済学部、および生物資源学部の一年生に配当された情報処理演習に関する悪戦苦闘の実践報告である。学内に敷かれているパソコン通信やネットワークについても触れる。

世界の学校における情報処理教育と日本の情報教育のあり方

                       Y氏(教育学部・技術)
 世界の情報処理教育先進国(英・米・独等)における学校教育(小・中・高・大等)における発達過程と各国の取り組みの共通点と現在の日本の文部省の情報教育への取り組みについて論究解説する。

地方国立大学の情報処理教育の一例

                          O氏(教養部・科学)
 学生にとって「情報処理教育センター」のある大学に入れたか、入れなかったかの差は特に文系コースを選んだ場合に著しい。計画中の教養部教室を核とする文科系学部構想の一つの核としての情報処理教育の位置付けに触れ、また、学内LANの設置に向けて行われたアンケート調査からの教官例の願望の一端と合わせ、現状と近い将来の予測について報告したい。

文学部のみの女子大における情報処理教育の試み

                            K氏(文学部)
 文学部のみの本学において、大学独自の「情報処理過程」を設置し、講義・演習からなる4年間の一貫のカリキュラム体系の下での情報処理教育を開始して4年目を迎えた。ワープロ実習に始まった当初から、年間受講者1000名を越える現在に至るまでの教育実践について報告する。また、大学設置基準大網化をふまえた総合教育過程「情報と人間」コース、児童教育化「教育と情報」コースなど、本学の今後の取り組みについて紹介する。

経済・経営・商学系情報教育技術88の法則

                             F氏(商学部)
 経済・経営・商学系情報教育の実践から得られたコツや知識を教育技術の法則としてまとめた。情報教育と言えば、情報機器・設備中心の教育になりがちであるが、これはある意味で正しくない。既存ソフトパッケージの利用と活用により、これら社会科学系学問への興味と理解を進める。

物理教育用ソフトSimphysicsについて

                          I氏(理工学部物理)
 現在開発中の物理教育用ソフトSimphysicsの構想、完成部分の紹介を行いたい。上記のデモストレーションで、Macintosh のディスプレイを大型スクリーンに出せるマルチスキャンプロジェクターを使用したい。

物理学LiveText

                         J氏(工学部教養課程)
 大学教養課程用の物理学教材モジュールとして、開発中の電子テキストが「物理学Live- Text」である。アニメーションを用いて時間変化を示したり、サウンド機能を利用して、ドップラー効果を体験することができる。なお、このLive Text は数式処理ソフト「Mathematica」 を利用して、製作されている。

作品制作を通した情報教育とその道具

                          O氏(幼児教育学科)
 初学者向けの情報教育の題材として取り上げられることの多い BASICを用い、グラフィックスと音楽演奏をあわせた作品(BGM付きメッセージカード)制作を通して、「やりがい」と「情報制御」(情報処理の基礎)を学ばせる実践を行っている。作品制作のための(短時間で完成度の高い)道具の提供と、作品紹介をする。

コンピュータと教育

                             S氏(教養部)
 私はコンピュータの専門家でもありませんし、本格的にコンピュータによる教育をしたわけではありませんが、わたしのささやかな経験から問題提起してみたいと思います。
 コンピュータを用いた教育については、コンピュータによる言語の学習、ワープロの学習というのも最近ではやられるようになってきています。しかし、これはおおざっぱに言えばhow toをコンピュータにより教育することで、教える内容が比較的はっきりしているわけです。これだけがコンピュータを用いた教育ではないはずです。また教える内容を十分に検討しないと、教科書の内容が単に画面に表示されるだけではすぐに使用者を飽きさせてしまうと思います。つぎの問題はこの学習ソフトの開発をだれがするかということです。日本ではソフトの開発が評価されにくいという傾向があり、開発の大きな阻害になっていると思われます。さらにソフトの著作権に対する認識があまり無く、これがソフトのコピーの問題に密接に関係しています。これらの状況のままではソフト開発について、いろいろ問題が起こると思います。またコンピュータの処理速度の速さとか操作性ということに目を奪われがちですが、基本点“なぜコンピュータを使わなければいけないのか”にたちかえる必要があると思います。そう考えれば処理速度が速いのにこしたことはないが、なぜ速くなければいけないのかを考えることが必要だと思います。つまり道路は車だけのものでなく、急ぎの用事のときは車が必要であるが、そうでなければ歩いて目的地に行けるのではないでしょうか。操作性もインストールのしやすさと実際のソフトの操作性を区別すべきだと思います。ハードの操作性がよいというのは主に前者のことを指すわけで、後者の操作性については使用者がだれなのかにも関係して慎重に検討すべきだと思います。
 参考として鳥取大学一般教育運営協議会のアンケート調査の一部を示します。対象が在校生です。

 コンピュータの実習を含む情報処理教育について

  1. 飛躍的に充実すべきである
  2. もう少し充実すべきである
  3. 今行われている程度でよい
  4. 必要ない
  5. わからない

合計
全学15931183300100454 3630
教育学部228229367 85585
医学部2211472724105 524
工学部7624861434185 1517
農学部3823219428 1791004


東日本分科会報告者一覧(抜粋)

Lotus1−2−3を用いた競争均衡解の計算

                             S氏(商学部)
 経済論理の重要な一分野である一般均衡理論において、均衡解計算のために利用されるスカーフの不動点アルゴリズムのプログラムを“Lotus 1-2-3"のマクロ機能を利用して書き、実際に計算を行うことによって、このアルゴリズムの性質や有効性などを検討した。とりわけ、いわゆる競争均衡の同学的安定性と不動点アルゴリズムにおける計算の効率性との間に密接な関係があることを見出したことは若干興味深い観察である。なお、これは私(佐々木)の指導の下に名古屋市立大学経済学部を本年3月に卒業した川口秀保と久野悟史が協同行った卒業研究に基づいているが、私は、“Lotus 1-2-3"に代表される表計算ソフトウェアのマクロ機能を学生に学習させることは、とりわけ経済学部等に所属する学生に実用性を伴いながら論理的な思考能力を身につけさせるために有益であることをこの研究の指導を通じて感じた。

PC−EWSによる情報教育

                           U氏(情報工学科)
 室蘭工業大学情報工学科では平成5年3月よりEWS50台、高機能パソコン80台が導入され、情報教育に利用が開始されました。情報に関する基本的教育、コンピュータそのものの理解から、計測処理、信号処理、画像処理、知識処理等の実験・演習や異機種間ネットワークの実験など思考の道具、問題解決の道具としての利用を進めつつあります。こうした大学における情報教育に関しても全国的なソフトウェア、ユースウェアのサポート組織が望まれています。

ノートパソコンを使用した“情報学”教育

                         M氏・R氏(経済学部)
 信州大学経済学部では1992年度より学生にノートパソコンの所持を義務付け、ノートパソコンを使用した教育を実施している。こうした情報教育の現状について報告する。さらに、経済学部における“情報学”教育の位置付けについて述べる。

CADを中心とした「図形情報処理」教育

                         I氏(システム工学部)
 カリキュラム内容:

  1. コンピュータによる「情報処理」を中心とした教育内容
  2. 「情報処理教育」か「システム教養」・「システム技法」として、必修科目として1年生から組み込まれている。
 実践教育:
  1. 環境システム学科における「情報教育」、「CAD/CG演習」を例として。
 情報処理教育環境:
  1. ハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク構成と運営方法。

大学における教育・研究とコンピューター

                          A氏(生命理工学部)
 大学におけるコンピュータの使用形態は、ソフトウェアのプログラミングとアプリケーションソフトの利用に分けられますが、情報工学を専門としない多くの学科での使用形態は、ほとんど後者に限られています。しかし、学部での情報処理教育は、今でもプログラミング技法の理解を目的としており、研究室に配属された4年生でも、まったくアプリケーションソフトやオペレーティングシステムが使えないということもあり得ます。本来いかなる分野においても、独創的な研究を行うためには、独自のソフトウェアの開発が不可欠でありますが、はたして「利用」の出来ない人に「開発」ができるものでしょうか。大学におけるコンピュータ教育もこの点を踏まえたカリキュラムが求められると思います。

Mathematicaによる曲線のあてはめ

                            S氏(理工学部)
 最近はMathematica やMaple に代表される数式処理システムが出回るようになり、プログラミングを意識せずにいろいろな計算を行うことできるようになった。今回はその代表的存在であるMathematica の特徴を紹介し、最近それを使って行った、データ解析の実例について報告する。例題は簡単なもので、理工系の大学生レベルのものである。

生物学研究者に対する計算機教育(ユーザサポート経験談)

                        U氏(国立遺伝学研究所)

機械工学科におけMacintoshの利用例

                     K氏(工学部機械工学科)
 現在、研究室には8台のMacintosh と3台のプリンタがAppleTalk ネットワークでつながれ、さらにPC-9801 シリーズとヒューレットパッカードのワークステーションなどがRS-232C/RS-422でつながっている。実験の際には主にPC-9801でデータを収集し、そのデータをMacintosh に転送して処理を行い、プレゼンテーション用の資料を作成するのが一般的な方法となっている。このような機械工学科の一研究室でMacintosh がどのように利用されているか、その概要とさまざまなknowHow についてレポートする。

授業のコンピュータと日常のコンピュータ

                            N氏(教育学部)
 私は教育学部の学習心理学の講義、および演習でNEC PCを利用している。書類(BASIC )、アプリケーション(統計、ワープロ、グラフ、PDS のCAI )、授業内容の理解を高めるためのシミュレーション(ニューラルネットや意味ネット)、およびLAN によるメールのやりとりなど、かなりの頻度で使わせている。だが、多くの学生にとってコンピュータは授業内だけのものであり、一般的なスキルにはなっていないようである。一因としては、学内でのコンピュータ利用が標準化されておらず、コンピュータが日常の学業生活に入っていないこと、また、コンピュータが学生の将来の仕事や日常生活に直接つながるものではないことがあげられよう。特に後者については、将来、自分でプログラムをつくる人はわずかだろうし、おおかたの処理はワープロでことたりる。また、大学でのLAN は、普通の人には利用できない、ということがある。だが有能な秘書であるPCを、将来にわたり日常生活でも利用しない手はない。「学習心理学」の専門はともかく、日常生活でのコンピュータ利用を定着させるということに関していえば、学内でのコンピュータ利用手続きを標準化し、どの授業でも同様の手続きで同型のコンピュータ利用ができるようにすること[空間的な一貫性]、学内でも民間のコンピュータネットに参加し、自分に必要な情報やPDS をダウンロードし、将来にわたって利用できるようにすること[時間的な一貫性]であると思う。

コンピュータ活用教育推進のための必要条件

                        N氏(情報処理センター)
 『情報処理教育』の必要性が叫ばれるよいうになって久しいが、その理念や内容の理解や、現実の教育実践に混乱があるように思われる。ここでは、『情報処理教育』の、『コンピュータ活用教育』という側面をとらえて、問題点を整理し、効果的な教育を推進するための条件を、教育内容とカリキュラム整備、教育実施環境整備、教育実施スタッフ確保、などの観点から論じる。ただし、これらの問題はそれぞれ独立した問題ではなく、相互に複雑に絡み合っていて、早急な解決が困難だが、せめて解決の方向を探りたい。

コンピュータネットワークと教育

                       O氏・T氏(経営経済学部)
 情報化が進行している社会で、“Life with computer" というコンセプトを、教育の場でも実践することが重要と考え、新設大学としてのカリキュラムを準備した。文科系の学生を対象とするコンピュータ教育の内容として、いわゆるプログラミング教育で無く、実習を中心としてコンピュータネットワーク利用に重点を置いたカリキュラムを編成した。

文科系学生の学習のための教育情報ネットワークの構築

                      Ka氏・Ku氏(経営経済学部)
 青森地区の地域活性化を推進する情報センターとしての役割を担って、とりわけ、文科系の学生が利用しやすいコンピュータネットワーク環境を特定のベンダにとらわれることなく、いわゆるマルチベンダで実現した。バブル崩壊と限られた予算という悪条件の中で頭書の目標に比較的近いシステムが実現できた。

上肢障害者のためのキーボード入力処理ソフト

             S.S.氏・M.S.氏(工学部・日立情報システムズ)
 上肢障害者にとってパソコン/ワープロは非常に有効なコミュニケーション補助機器であるが、複数個のキーを同時に打鍵する操作やキーリピート機能など、幾つかの困難なキー入力操作がある。パソコン(PC-9801 )のOSレベルで動作するキー入力割り込み処理基本ソフトウェアを開発することによって、これらの問題を解決した。健常者と身障者が同時に利用可能な汎用ソフトウェアである。


PCC'93のページへ PCC'93のページへ