開催概要

テーマ スマートデバイスの教育活用への可能性
開催日 2014年11月09日(日) 13:00 - 17:00
会場名 東京学芸大学附属高等学校 (東京都世田谷区下馬4丁目1番地5号)
報告書(PDFファイル) CIEC 第103回研究会の報告PDF ファイルサイズ 327270kB

開催趣旨

平成23年度から25年度にかけて新学習指導要領が順次、小学校、中学校、高等学校で施行されています。この改訂のポイントの1つとして、ICT活用の推進が挙げられます。具体的には各教科の指導において、教員や児童生徒によるICT活用の充実がこれまで以上に図られ、児童生徒が効果的にICTを活用する学習活動を通じて、情報活用能力や確かな学力の育成を行うことが書かれており、今後これを受けて、ICTの活用はより推進されることと思われます。

それとともに、テクノロジーの進化も急激に進んでおり、パソコンのみならず、様々な機器を授業に導入しやすくなってきています。中でも、タブレット端末やスマートフォン (以下 スマートデバイスとする) の進化はめざましく、現在では教育現場での導入も進んでおり、ICTの積極的な活用の一端を担うものになってきています。

しかし、これらの導入は一部の学校のみで、多くの学校ではなかなか進んでいないのが現状です。その原因として、ICTの導入にあたり、現場の抱えている問題も大きいと考えられます。

また、昨夏開催されたPCカンファレンス2014のセミナー企画において、現役の高校生を招き、彼らの視点から見た未来の情報教育について討論を行いました。そこでは、非常に活発な議論が行われ、時代の先端を行く学習者の視点で教育への提言をしてくれました。

これらを踏まえ、CIEC小中高部会では、スマートデバイスの教育活用への可能性と題しての研究会を企画しました。まず、企業の立場からスマートデバイスの教育利用に関するデータや実践事例などを話題提供としてお話いただきます。また、学校現場の教員の方から現場の抱える問題とその解決に向けての試行錯誤について語っていただき、生徒の立場として高校生から受けてみたいスマートデバイスを使った授業スタイルについてお話しいただく予定です。今後、大学入試のスタイルも変化しようとしている中で、おそらく授業形態も変化せざるを得ないと思われます。この研究会で、立場の違う3名の方の意見を踏まえフロアの方とも意見交換を行い、議論を深めていければと考えます。この研究会を通して新しい学びのスタイルの提案が生まれることを期待します。

プログラム

12:30 -
受付開始
13:00 - 13:10
[ 開催趣旨説明 ]
13:10 - 13:50
[ 講演1 ]

1人1台の学習メディアについて
講師 中垣 眞紀 氏 (ベネッセ教育総合研究所グローバル教育研究室 主任研究員)

13:50 - 14:00
[ 質疑応答 ]
14:00 - 14:30
[ 講演2 ]

生徒がタブレットを必携しての3年間
講師 永野 直 氏 (千葉県立袖ヶ浦高等学校 情報科 教諭)

14:30 - 14:40
[ 質疑応答 ]
14:40 - 15:10
[ 講演3 ]

授業で何を学びたいか ~近未来ICTによる授業方法を創造~
講師 森安 勇太 氏 (早稲田大学高等学院 2年)

15:10 - 15:20
[ 質疑応答 ]
15:20 - 15:35
[ 休憩 ]
15:35 - 16:45
[ 共有と意見交換 ]
16:45 - 17:00
[ 閉会のあいさつ ]

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。


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